スペック早見表

STK鋼管(一般構造用炭素鋼鋼管)寸法表(JIS G 3444)

STK鋼管は48.6×2.3で2.63kg/m、断面係数3.70cm³。JIS G 3444の外径21.7〜318.5mmについて、重さと断面性能、STK400・STK500などの強度を並べました。

🏗️ STK鋼管 判断即答ボックス

48.6×2.32.63kg/mZ 3.70cm³・I 8.99cm⁴
単位質量の式0.02466×t×(D−t)kg/m
STK400引張400・降伏点235N/mm²以上
STK500引張500・降伏点355単管足場用
外径の許容差50mm未満±0.5mm50mm以上±1%
外径48.6の厚さ2.3・2.5・2.8・3.22.4は表にない

このページについて

一般構造用炭素鋼鋼管(STK)は、建物・足場・鉄塔・機械のフレームなどの構造用に使う丸パイプで、JIS G 3444で寸法・強度が決まっています。配管用のSGPとは用途も強度の体系も違います。外径と厚さごとの単位質量と断面性能(断面二次モーメント・断面係数)を、外径21.7〜318.5mmの範囲で並べました。

表1: STK鋼管の寸法・重さ・断面性能 — JIS G 3444 表6

よく使う:
外径 D
mm
厚さ t
mm
単位質量
kg/m
断面積
cm²
断面二次モーメント I
cm⁴
断面係数 Z
cm³
断面二次半径 i
cm
21.72.00.9721.2380.6070.5590.700
27.22.01.241.5831.260.9300.894
27.22.31.411.7991.411.030.884
34.02.31.802.2912.891.701.12
42.72.32.292.9195.972.801.43
42.72.52.483.1576.403.001.42
48.62.32.633.3458.993.701.64
48.62.52.843.6219.653.971.63
48.62.83.164.02910.64.361.62
48.63.23.584.56411.84.861.61
60.52.33.304.20517.85.902.06
60.53.24.525.76023.77.842.03
60.54.05.577.10028.59.412.00
76.32.85.086.46543.711.52.60
76.33.25.777.34949.212.92.59
76.34.07.139.08559.515.62.56
89.12.85.967.59170.715.93.05
89.13.26.788.63679.817.93.04
101.63.27.769.89212023.63.48
101.64.09.6312.2614628.83.45
101.65.011.915.1717734.93.42
114.33.28.7711.1717230.23.93
114.33.59.5612.1818732.73.92
114.34.512.215.5223441.03.89
139.83.612.115.4035751.14.82
139.84.013.417.0739456.34.80
139.84.515.019.1343862.74.79
139.86.019.825.2256680.94.74
165.24.517.822.7273488.95.68
165.25.019.825.1680897.85.67
165.26.023.630.019521155.63
165.27.127.735.26110×101345.60
190.74.520.726.32114×101206.59
190.75.324.230.87133×101396.56
190.76.027.334.82149×101566.53
190.77.031.740.40171×101796.50
190.78.236.947.01196×102066.46
216.34.523.529.94168×101557.49
216.35.830.138.36213×101977.45
216.36.031.139.64219×102037.44
216.37.036.146.03252×102337.40
216.38.041.152.35284×102637.37
216.38.242.153.61291×102697.36
267.46.038.749.27421×103159.24
267.46.642.454.08460×103449.22
267.47.045.057.26486×103639.21
267.48.051.265.19549×104119.18
267.49.057.373.06611×104579.14
267.49.359.275.41629×104709.13
318.56.046.258.90719×1045211.1
318.56.953.067.55820×1051511.0
318.58.061.378.04941×1059111.0
318.59.068.787.51105×10^265910.9
318.510.378.399.73119×10^274410.9

JIS G 3444 表6から、外径318.5mm以下を転記(規格は外径1,016.0mmまで)。値は2025年改正版の原案(日本鉄鋼連盟)によります。単位質量はW=0.02466×t×(D−t)(kg/m)で全行を再計算して一致を確認しています。2016年版の規格票には断面性能の数か所に算式と合わない値があり、2025年版で訂正されています。

表2: 種類と機械的性質 — JIS G 3444 表3

種類の記号引張強さ降伏点又は耐力へん平性
平板間の距離
STK290290N/mm²以上—(規定なし)2/3 D
STK400400N/mm²以上235N/mm²以上2/3 D
STK490490N/mm²以上315N/mm²以上7/8 D
STK500500N/mm²以上355N/mm²以上7/8 D
STK540540N/mm²以上390N/mm²以上7/8 D

JIS G 3444 表3。Dは管の外径。曲げ性(外径50mm以下)は内側半径6D、STK500のみ8D。

表3: 寸法の許容差(1号・特に指定がない場合) — JIS G 3444 表7・表8

項目許容差
外径 50mm未満±0.5mm
外径 50mm以上±1%
厚さ 4mm未満+0.6mm / −0.5mm
厚さ 4mm以上12mm未満+15% / −12.5%
長さマイナス側0(プラス側は規定しない)

特に指定がある場合の2号は、外径50mm未満±0.25mm・50mm以上±0.5%、厚さ3mm未満±0.3mm・3mm以上±10%など、より厳しい値です。

外径48.6mmの単管との関係

足場や仮設で使う単管パイプは外径48.6mmですが、JIS G 3444の表6にある外径48.6mmの厚さは2.3・2.5・2.8・3.2mmで、市場で標準品とされる2.4mmは表の標準寸法にはありません。鋼管足場の規格JIS A 8951:1995は、単管足場用の鋼管を「STK500、外径48.6mm、厚さ2.5mm」と規定しています。単管パイプの寸法・重さは単管パイプ早見表にまとめています。

間違えやすいポイント

  • STKとSGPを同じ表で見る — SGP(配管用炭素鋼鋼管)は配管用で、外径は共通のものが多いですが厚さの体系と強度の規定が違います。配管用鋼管を参照。
  • STK400の降伏点を400だと思う — 400は引張強さ。降伏点は235N/mm²以上です。
  • STK290に降伏点を期待する — STK290は降伏点を規定していません。
  • 2016年版の断面性能をそのまま使う — 数か所に誤りがあり、2025年版で訂正されています。

よくある質問

Q1. STK鋼管48.6×2.3の重さは?

A. 2.63kg/mです。断面係数は3.70cm³です。

Q2. STK鋼管の重さの計算式は?

A. W=0.02466×t×(D−t)(kg/m)です。

Q3. STK400とSTK500の違いは?

A. STK400は引張400・降伏点235、STK500は引張500・降伏点355N/mm²以上です。

Q4. 単管パイプの厚さ2.4mmはJIS G 3444にある?

A. 表6の標準寸法にはありません(2.3・2.5・2.8・3.2mm)。JIS A 8951:1995は厚さ2.5mmを規定しています。

Q5. STK鋼管の外径の許容差は?

A. 外径50mm未満は±0.5mm、50mm以上は±1%です。

関連する早見表

出典・参考

  • JIS G 3444「一般構造用炭素鋼鋼管」 — 表3(機械的性質)、表6(寸法及び単位質量)、表7・表8(外径・厚さの許容差)。2025年改正版の原案(日本鉄鋼連盟)の値を使用し、2016年版の規格票と照合(発行版の本文は未確認)
  • JIS A 8951:1995「鋼管足場」 — 4.1.1(単管足場用鋼管: STK500、外径48.6mm、厚さ2.5mm)

※ 本ページは規格の数値を引くための早見表です。構造部材の選定・計算は構造設計者が行ってください。

最終更新: 2026-09-26