スペック早見表

ベルトスリング使用荷重早見表|幅25mm=0.8t・35mm=1.25t(JIS等級)と吊り方の係数

ベルトスリングは幅と等級で使用荷重が決まり、吊り方でさらに変わります。JIS規格品の代表値は幅25mm=0.8t、35mm=1.25t。目通し吊りで荷重が下がること、角当てが必須であることまで、現場判断に必要な点をまとめました。

🎗️ スリング 判断ボックス

幅25mm(1等級目安)使用荷重0.8t等級で変わる
幅35mm1.25t
ストレート吊り表示値どおり基準となる吊り方
目通し(チョーク)吊り表示値より低減約0.8倍が一般的な目安
角のある荷角当て必須切創でスリングが即破断
傷・ほつれ即廃棄縫製部の糸切れも

このページについて

ベルトスリングは軽くて荷を傷つけにくい反面、鋭利な角による切創に極端に弱い吊り具です。本ページは幅と使用荷重の関係、吊り方による係数、点検の着眼点をまとめた早見表です。使用荷重は等級(1〜4等級)・メーカーで異なるため、必ずスリング本体のラベル表示を確認してください。実作業は玉掛け有資格者の判断で行ってください。

表1: 幅と使用荷重(JIS規格品の代表値)

よく使う:
ベルト幅使用荷重(ストレート吊りの代表値)備考
25mm0.8t軽量物
35mm1.25t汎用
50mm・75mm・100mm幅に応じて増加値はラベル表示で確認

※ JIS規格のベルトスリングは1〜4等級があり、同じ幅でも等級が高いほど使用荷重が大きくなります。上表は代表値で、現物のラベル表示が正です。

よくある質問

Q1. ベルトスリングの使用荷重はどこで確認する?

A. 本体のラベル表示が正です。同じ幅でも等級(1〜4)で荷重が違います。ラベルが読めないものは廃棄してください。

Q2. 目通し(チョーク)吊りだと荷重は変わる?

A. 下がります(一般に約0.8倍が目安)。締め付け部に曲げと摩擦が集中するためで、係数はラベル・取説を確認してください。

Q3. 角のある荷を吊るときは?

A. 角当て(コーナーパッド)が必須です。鋭利な角に当たると繊維が切れ、表示荷重を大きく下回る力で破断します。

Q4. 吊り角度の影響は?

A. 角度が開くほど張力増(60度=0.58倍・90度=0.71倍・120度=1.00倍)。60度以内に抑えるのが基本です。

Q5. どうなったら廃棄する?

A. 切り傷・縫製部の糸切れ・溶融硬化・ラベル判読不能のいずれかで廃棄。内部損傷は見えにくいので疑わしければ使わないでください。

Q6. ワイヤロープとどう使い分ける?

A. 傷つけたくない荷=ベルト、熱・鋭利な角・摩耗環境=ワイヤ/チェーン。荷の材質と環境で選び分けます。

関連する早見表

出典・参考

  • JIS規格のベルトスリング(ナイロンスリング)に関する製品資料 — 幅25mm=0.8t・35mm=1.25tの使用荷重例、等級1〜4による荷重差
  • 吊り具メーカー・商社の使用上の注意 — 吊り方別の係数、角当ての必要性、点検・廃棄基準

※ 使用荷重は等級・製品により異なり、スリング本体のラベル表示が正です。実際の玉掛け作業は有資格者が、社内の作業基準・点検基準に従って行ってください。本ページは規格値の確認用です。

最終更新: 2026-09-11