コンクリート平板・インターロッキングブロック 規格早見表(JIS A 5371)
舗装用のコンクリート平板は300・400・450・500角で、厚さ60mmが標準。インターロッキングブロックの厚さは60mmと80mmで、車道にも使うなら曲げ強度5.0N/mm²の区分です。JIS A 5371の推奨仕様から寸法と強度を並べました。
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このページについて
歩道や広場の舗装に使うコンクリート平板とインターロッキングブロックは、JIS A 5371(プレキャスト無筋コンクリート製品)の附属書Bで性能と寸法が決まっています。ここでは推奨仕様(I類)の平板(B-1)とインターロッキングブロック(B-3)の寸法・強度・許容差を並べました。
表1: コンクリート平板の種類と寸法 — 推奨仕様B-1 表1・表5
| 種類(略号) | 呼び(縦×横) | 厚さ | 機能 |
|---|---|---|---|
| 普通平板(N) | 300角・400角 | 30・60・80 | — |
| 450角・500角 | 60・80 | — | |
| 透水性平板(P) | 300角・400角・450角・500角 | 60・80 | 透水性(透水係数1×10⁻⁴m/s以上) |
| 保水性平板(M) | 300角・400角 | 60・80 | 保水性(保水量0.15g/cm³以上、吸上げ率70%以上) |
単位はmm。呼び300なら縦300×横300mmの正方形です。厚さは60mmが標準で、施工上60mmを取れない場合は30mm、車乗り入れ部などには80mmを使います(表1注)。許容差は縦・横±3mm、厚さ+2/−3mm。1m²あたりの枚数(目地を除いた計算値)は300角11.1枚、400角6.25枚、450角4.94枚、500角4.00枚です。
表2: 平板の曲げひび割れ耐力と試験荷重 — 推奨仕様B-1 表2・表6
| 種類 | 呼び | 曲げひび割れ耐力 kN·m(以上) | 曲げひび割れ荷重 kN | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 厚さ30 | 厚さ60 | 厚さ80 | 厚さ30 | 厚さ60 | 厚さ80 | ||
| 普通平板(N) | 300角 | 0.18 | 0.72 | 1.28 | 3.0 | 12.0 | 21.4 |
| 普通平板(N) | 400角 | 0.24 | 0.96 | 1.71 | 4.0 | 16.0 | 28.5 |
| 普通平板(N) | 450角 | — | 1.08 | 1.92 | — | 18.0 | 32.0 |
| 普通平板(N) | 500角 | — | 1.20 | 2.14 | — | 20.0 | 35.6 |
| 透水性平板(P) | 300角 | — | 0.54 | 0.96 | — | 9.0 | 16.0 |
| 透水性平板(P) | 400角 | — | 0.72 | 1.28 | — | 12.0 | 21.4 |
| 透水性平板(P) | 450角 | — | 0.81 | 1.44 | — | 13.5 | 24.0 |
| 透水性平板(P) | 500角 | — | 0.90 | 1.60 | — | 15.0 | 26.7 |
| 保水性平板(M) | 300角 | — | 0.54 | 0.96 | — | 9.0 | 16.0 |
| 保水性平板(M) | 400角 | — | 0.72 | 1.28 | — | 12.0 | 21.4 |
曲げひび割れ荷重は、スパン240mmで中央に荷重を加え、ひび割れの有無を確認する試験の荷重です(破壊させる試験ではありません)。表の値は、曲げ強度を普通平板4.0N/mm²・透水性と保水性平板3.0N/mm²として計算した値と一致します。
表3: インターロッキングブロックの種類と強度 — 推奨仕様B-3 表1・表2
| 種類(略号) | 呼び(=厚さ) | 曲げ強度による区分 | 曲げ強度 | 圧縮強度 | 用途 |
|---|---|---|---|---|---|
| 普通ブロック(N) | 60・80 | 3 | 3.0以上 | 17.0以上 | 主に歩道用 |
| 5 | 5.0以上 | 32.0以上 | 主に歩道、車道用 | ||
| 透水性ブロック(P) | 60・80 | 3 | 3.0以上 | 17.0以上 | 主に歩道用 |
| 5 | 5.0以上 | 32.0以上 | 主に歩道、車道用 | ||
| 保水性ブロック(M) | 60・80 | 3 | 3.0以上 | 17.0以上 | 主に歩道用 |
| 5 | 5.0以上 | 32.0以上 | 主に歩道、車道用 |
強度の単位はN/mm²。性能はコンクリートの曲げ強度又は圧縮強度を代用特性とします。透水性ブロックは透水係数1×10⁻⁴m/s以上、保水性ブロックは保水量0.15g/cm³以上・吸上げ率70%以上です(表3・表4)。孔や凹部を設けた植生用ブロックとすることもできます。
表4: インターロッキングブロックの寸法と許容差 — 推奨仕様B-3 表5
| 種類 | 幅(縦) | 長さ(横) | 厚さ | 厚さの許容差 |
|---|---|---|---|---|
| 普通ブロック | 50以上(±2.5) | 50以上(±2.5) | 60・80 | ±2.5 |
| 透水性ブロック | 50以上(±2.5) | 50以上(±2.5) | 60・80 | +4.0 / −1.0 |
| 保水性ブロック | 50以上(±2.5) | 50以上(±2.5) | 60・80 | +4.0 / −1.0 |
単位はmm。幅・長さはモデュール呼び寸法(目地キープ幅を含めた寸法)で、許容差は製品寸法に対する値です。幅と長さは、ブロックの全側面積Asが上面積Atの0.65倍以上になるように決めます(As≧0.65At)。
間違えやすいポイント
- インターロッキングブロックの平面寸法をJISで探す — JISが定めるのは「幅・長さとも50mm以上」と側面積の条件だけで、100×200mmなどの具体的な平面寸法は規格にありません。
- 厚さ100mmのブロックをJIS品として探す — JIS A 5371の呼び(厚さ)は60と80です。
- 車道に曲げ強度区分3を使う — 区分3は「主に歩道用」、区分5が「主に歩道、車道用」です。
- 平板の厚さ30mmをどこでも使う — 30mmがあるのは普通平板の300角・400角だけで、標準は60mmです。
よくある質問
Q1. コンクリート平板の標準サイズは?
A. 300・400・450・500角で、厚さは30・60・80mmです。
Q2. 歩道のコンクリート平板は何mm厚?
A. 60mmが標準です。取れない場合は30mm、車乗り入れ部などは80mmです。
Q3. インターロッキングブロックの厚さは?
A. 60mmと80mmです(呼び=厚さ)。
Q4. 車が乗る場所のインターロッキングブロックは?
A. 曲げ強度区分5(曲げ5.0・圧縮32.0N/mm²以上)が歩道・車道用です。
Q5. 透水性ブロックの透水係数の基準は?
A. 1×10⁻⁴m/s以上です(平板も同じ)。
Q6. インターロッキングブロックの縦横寸法はJISで決まっている?
A. 50mm以上と側面積の条件だけで、具体的な平面寸法は規格にありません。
関連する早見表
- 境界ブロック — 同じJIS A 5371の製品
- 砕石の種類・サイズ — 路盤材の粒度
- コンクリートブロック — 390×190・A/B/C種
- U字溝(U形側溝) — 側溝の寸法
- コンクリート配合 — Fc18〜Fc60の水セメント比
出典・参考
- JIS A 5371:2016「プレキャスト無筋コンクリート製品」(2021年確認・有効) — 附属書B(舗装・境界ブロック類)表B.2・表B.4・表B.6・表B.7、推奨仕様B-1(平板)表1〜表6、推奨仕様B-3(インターロッキングブロック)表1〜表5、附属書E(新旧対照表)
※ 1m²あたりの枚数は目地を考えない計算値です。平板の曲げ強度(普通4.0・透水性と保水性3.0N/mm²)は、表の値から逆算して一致を確認した値です。
※ 本ページは推奨仕様(I類)の値です。I類は購入者の要求によって基準寸法を±10%の範囲で変更できるとされ、II類は受渡当事者間の協議で仕様を決めます。設計・発注では仕様書とメーカーの製品資料を確認してください。
※ 本ページの表・数値は、上記の出典をもとに当サイトが計算・編集(加工)して作成したものです。出典元の機関・団体が作成したものではありません。
最終更新: 2026-09-27