抵抗カラーコード 早見表(4帯/5帯/6帯 + SMD)・計算ツール
抵抗カラーコード(4帯/5帯/6帯)の計算、SMD抵抗の3桁/4桁/EIA-96コード、E系列(E6〜E96)標準値一覧を収録。JIS C 5062 / IEC 60062 準拠。
計算結果
カラーコード表
| 色 | 有効数字 | 乗数 | 許容差 | 温度係数 (ppm/℃) |
|---|---|---|---|---|
| 黒 | 0 | ×1 | - | 250 |
| 茶 | 1 | ×10 | ±1% (F) | 100 |
| 赤 | 2 | ×100 | ±2% (G) | 50 |
| 橙 | 3 | ×1k | - | 15 |
| 黄 | 4 | ×10k | - | 25 |
| 緑 | 5 | ×100k | ±0.5% (D) | 20 |
| 青 | 6 | ×1M | ±0.25% (C) | 10 |
| 紫 | 7 | ×10M | ±0.1% (B) | 5 |
| 灰 | 8 | ×100M | ±0.05% | 1 |
| 白 | 9 | ×1G | - | - |
| 金 | - | ×0.1 | ±5% (J) | - |
| 銀 | - | ×0.01 | ±10% (K) | - |
| 色なし | - | - | ±20% (M) | - |
帯数による読み方
| 帯数 | 帯1 | 帯2 | 帯3 | 帯4 | 帯5 | 帯6 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 4帯(一般) | 有効数字1 | 有効数字2 | 乗数 | 許容差 | - | - |
| 5帯(高精度) | 有効数字1 | 有効数字2 | 有効数字3 | 乗数 | 許容差 | - |
| 6帯(精密) | 有効数字1 | 有効数字2 | 有効数字3 | 乗数 | 許容差 | 温度係数 |
例: 4帯「茶黒赤金」= 1・0 × 100 = 1kΩ ±5%。5帯「茶黒黒赤茶」= 1・0・0 × 100 = 10kΩ ±1%。
SMDチップ抵抗の読み方
3桁コード(一般精度 E24系列)
最初の2桁 = 有効数字, 3桁目 = 10の乗数, 単位Ω
| コード | 計算 | 抵抗値 |
|---|---|---|
| 000 | - | 0Ω (ジャンパ) |
| 100 | 10 × 10⁰ | 10Ω |
| 101 | 10 × 10¹ | 100Ω |
| 102 | 10 × 10² | 1kΩ |
| 103 | 10 × 10³ | 10kΩ |
| 104 | 10 × 10⁴ | 100kΩ |
| 473 | 47 × 10³ | 47kΩ |
| 105 | 10 × 10⁵ | 1MΩ |
| 4R7 | R=小数点 | 4.7Ω |
| R47 | 先頭R=0. | 0.47Ω |
4桁コード(高精度 E96/E192系列)
最初の3桁 = 有効数字, 4桁目 = 乗数
- 1001 = 100 × 10¹ = 1kΩ
- 1002 = 100 × 10² = 10kΩ
- 4992 = 499 × 10² = 49.9kΩ
EIA-96コード(数字2桁+文字、超小型SMD)
数字=E96系列の番号(01=100, 02=102...)、文字=乗数。
| 文字 | 乗数 | 文字 | 乗数 |
|---|---|---|---|
| Z | ×0.001 | C | ×100 |
| Y / R | ×0.01 | D | ×1k |
| X / S | ×0.1 | E | ×10k |
| A | ×1 | F | ×100k |
| B / H | ×10 | - | - |
例: 01C = 100 × 100 = 10kΩ
E系列 標準値一覧(JIS C 5063 / IEC 60063)
1桁分の標準値(他桁は×10, ×100...で同じ系列)。
E6(±20%)
1.0, 1.5, 2.2, 3.3, 4.7, 6.8
E12(±10%)
1.0, 1.2, 1.5, 1.8, 2.2, 2.7, 3.3, 3.9, 4.7, 5.6, 6.8, 8.2
E24(±5%)
1.0, 1.1, 1.2, 1.3, 1.5, 1.6, 1.8, 2.0, 2.2, 2.4, 2.7, 3.0, 3.3, 3.6, 3.9, 4.3, 4.7, 5.1, 5.6, 6.2, 6.8, 7.5, 8.2, 9.1
E48(±2%)
1.00, 1.05, 1.10, 1.15, 1.21, 1.27, 1.33, 1.40, 1.47, 1.54, 1.62, 1.69, 1.78, 1.87, 1.96, 2.05, 2.15, 2.26, 2.37, 2.49, 2.61, 2.74, 2.87, 3.01, 3.16, 3.32, 3.48, 3.65, 3.83, 4.02, 4.22, 4.42, 4.64, 4.87, 5.11, 5.36, 5.62, 5.90, 6.19, 6.49, 6.81, 7.15, 7.50, 7.87, 8.25, 8.66, 9.09, 9.53
E96(±1%)
1.00, 1.02, 1.05, 1.07, 1.10, 1.13, 1.15, 1.18, 1.21, 1.24, 1.27, 1.30, 1.33, 1.37, 1.40, 1.43, 1.47, 1.50, 1.54, 1.58, 1.62, 1.65, 1.69, 1.74, 1.78, 1.82, 1.87, 1.91, 1.96, 2.00, 2.05, 2.10, 2.15, 2.21, 2.26, 2.32, 2.37, 2.43, 2.49, 2.55, 2.61, 2.67, 2.74, 2.80, 2.87, 2.94, 3.01, 3.09, 3.16, 3.24, 3.32, 3.40, 3.48, 3.57, 3.65, 3.74, 3.83, 3.92, 4.02, 4.12, 4.22, 4.32, 4.42, 4.53, 4.64, 4.75, 4.87, 4.99, 5.11, 5.23, 5.36, 5.49, 5.62, 5.76, 5.90, 6.04, 6.19, 6.34, 6.49, 6.65, 6.81, 6.98, 7.15, 7.32, 7.50, 7.68, 7.87, 8.06, 8.25, 8.45, 8.66, 8.87, 9.09, 9.31, 9.53, 9.76
よくある値の例
- 茶黒赤金 (4帯) = 1kΩ ±5%
- 赤赤赤金 (4帯) = 2.2kΩ ±5%
- 茶黒橙金 (4帯) = 10kΩ ±5%
- 黄紫赤金 (4帯) = 4.7kΩ ±5%
- 茶黒黒赤茶 (5帯) = 10kΩ ±1%
- 赤紫黒黒茶 (5帯) = 270Ω ±1%
抵抗の選び方と定格
抵抗を選ぶときは、抵抗値だけでなく定格電力(ワット数)も重要です。
- 回路に流れる電流と電圧から消費電力を求め、余裕を持った定格の抵抗を選ばないと、発熱して焼損するおそれがあります
- 一般的な電子工作では4分の1ワットや2分の1ワットがよく使われます
- また誤差(精度)も用途に応じて選び、精密な回路では誤差の小さい金属皮膜抵抗、一般用途では扱いやすいカーボン抵抗が選ばれます
実装スペースや放熱も考えて、サイズと定格のバランスをとることが大切です。
抵抗とカラーコードの仕組み
抵抗は電流の流れを妨げ、電圧降下や電流制限を行う部品です。カラーコードは、小さな部品の表面に抵抗値を表すための国際的な符号化方法で、数字を表す帯・乗数の帯・誤差の帯の組み合わせで値を示します。
4本帯は数字2桁+乗数、5本帯は数字3桁+乗数で、帯が多いほど細かい値を精度よく表せます。乗数(10のべき乗)を使うことで、数Ωから数MΩまで広い範囲をコンパクトに表現できます。
定格電力は、抵抗で消費される電力(I²R)の上限です。これを超えると発熱で焼損するため、回路で消費する電力に余裕を持たせて定格(1/4Wなど)を選ぶ必要があります。
使い方・選び方のポイント
使用場面
抵抗値の読み取り、回路の部品選定、テスターでの測定に使います。
よくある間違い
次の3点に注意します。
- 帯を読む向き(誤差帯と反対側から読む)の誤り
- 乗数と誤差の混同
- 定格電力(W)を無視して焼損させる失敗
選び方のコツ
- 抵抗値だけでなく定格電力(1/4W等)と誤差(±5%/±1%)を選ぶ
- 色が読めなければテスターで実測
- 発熱・実装スペースも考慮する
よくある質問
Q. 帯数の判別方法は?
A. 許容差帯(金/銀)の位置を目印にして、残りの帯数で判別します。
- 許容差帯(金/銀)は必ず端にあり、他の帯より離れている場合が多い
- 高精度品(±1%)は5帯
- 温度係数付は6帯
Q. 色が判別できない時は?
A. テスターで実測するのが確実です。
- 経年の色褪せや汚れで読めない場合に有効
- 基板シルクやメーカーロット表示も手がかり
Q. SMDの「000」は?
A. 0Ω抵抗=ジャンパ線。基板上の配線を一時接続する目的で使用。
Q. E24にない値が欲しい時は?
A. E48/E96系列を使うか、2本直列/並列で合成抵抗を作ります。
- 並列 = R1×R2/(R1+R2)
- 直列 = R1+R2
Q. 抵抗のカラーコードの読み方は?
A. 4本帯の場合、最初の2本が数字、3本目が乗数、4本目が誤差です。
- 例: 赤赤茶金 → 赤赤 = 22(数字)
- 茶 = ×10(乗数)
- 金 = ±5%(誤差)
よって赤赤茶金=22×10=220Ω±5%です。
Q. 金帯・銀帯は何を表す?
A. 誤差を表すことが多く、金=±5%、銀=±10%。乗数の位置にある場合は金=×0.1、銀=×0.01を意味します。
Q. 5本帯の抵抗の読み方は?
A. 最初の3本が数字、4本目が乗数、5本目が誤差です。
- 帯1〜帯3 = 有効数字(3桁)
- 帯4 = 乗数
- 帯5 = 誤差(許容差)
精密抵抗で使われ、4本帯より1桁細かく表せます。
Q. カラーコードの覚え方は?
A. 黒茶赤橙黄緑青紫灰白で0〜9。語呂合わせで覚える方法が広く知られています。
関連する早見表
出典・参考
JIS C 5062(固定抵抗器の表示), JIS C 5063(抵抗器・コンデンサの標準数列), IEC 60062, IEC 60063, EIA-96
最終更新: 2026-07-04