コンデンサ容量早見表&読み方計算ツール(セラミック・電解 nF/μF/pF換算)
3桁コード(103=10nF等)をpF/nF/μFに即変換できる計算ツール搭載。セラミック・電解コンデンサの読み方・誤差記号・耐圧表記を完全解説。JIS C 5102 / IEC 60062 準拠。
よく検索される換算
詳細は下の計算ツールで即確認できます。
変換結果
3桁数字表記の読み方
最初の2桁=有効数字, 3桁目=10の乗数, 単位=pF
| 3桁コード | 計算 | pF | nF | μF |
|---|---|---|---|---|
| 100 | 10 × 10⁰ | 10 pF | 0.01 nF | - |
| 101 | 10 × 10¹ | 100 pF | 0.1 nF | 0.0001 μF |
| 102 | 10 × 10² | 1,000 pF | 1 nF | 0.001 μF |
| 103 | 10 × 10³ | 10,000 pF | 10 nF | 0.01 μF |
| 104 | 10 × 10⁴ | 100,000 pF | 100 nF | 0.1 μF |
| 105 | 10 × 10⁵ | 1,000,000 pF | 1,000 nF | 1 μF |
| 106 | 10 × 10⁶ | 10,000,000 pF | 10,000 nF | 10 μF |
| 220 | 22 × 10⁰ | 22 pF | 0.022 nF | - |
| 221 | 22 × 10¹ | 220 pF | 0.22 nF | - |
| 222 | 22 × 10² | 2,200 pF | 2.2 nF | - |
| 223 | 22 × 10³ | 22,000 pF | 22 nF | 0.022 μF |
| 224 | 22 × 10⁴ | 220,000 pF | 220 nF | 0.22 μF |
| 333 | 33 × 10³ | 33,000 pF | 33 nF | 0.033 μF |
| 473 | 47 × 10³ | 47,000 pF | 47 nF | 0.047 μF |
| 474 | 47 × 10⁴ | 470,000 pF | 470 nF | 0.47 μF |
| 683 | 68 × 10³ | 68,000 pF | 68 nF | 0.068 μF |
| 824 | 82 × 10⁴ | 820,000 pF | 820 nF | 0.82 μF |
| 829 | 82 × 0.1(乗数9=×0.1) | 8.2 pF | - | - |
※ 小数点は「R」で表記。例: 4R7 = 4.7pF, 2R2 = 2.2pF, R47 = 0.47pF。
※ 2桁以下はそのままpF直読み(例: "47" = 47pF)。
※ 3桁目(乗数)の8は×0.01、9は×0.1の特殊乗数(EIA)。例: 829 = 82×0.1 = 8.2pF。
誤差記号(許容差)JIS C 5102 / IEC 60062
| 記号 | 許容差 | 種類 | 用途 |
|---|---|---|---|
| B | ±0.1 pF | 絶対値 | 高精度・小容量(10pF未満) |
| C | ±0.25 pF | 絶対値 | 高精度・小容量 |
| D | ±0.5 pF | 絶対値 | 中精度・小容量 |
| F | ±1% | 百分率 | 高精度フィルタ・発振回路 |
| G | ±2% | 百分率 | 精密回路 |
| J | ±5% | 百分率 | 一般汎用(セラコン標準) |
| K | ±10% | 百分率 | バイパス・カップリング汎用 |
| M | ±20% | 百分率 | 電源平滑・粗な用途 |
| Z | +80%/-20% | 非対称 | 大容量電解・高誘電率系セラ |
| P | +100%/-0% | 非対称 | 最低値保証のみ |
耐圧表記の読み方
1. 直接表記
「50V」「100WV」「250V」などそのまま耐圧を示す。WV = Working Voltage(常用動作電圧)。
2. 2文字コード(IEC 60062)
「2A104K」形式の先頭2文字が耐圧コード。
| コード | 耐圧 | コード | 耐圧 | コード | 耐圧 |
|---|---|---|---|---|---|
| 0E | 2.5V | 1H | 50V | 2E | 250V |
| 0G | 4V | 1J | 63V | 2G | 400V |
| 0J | 6.3V | 1K | 80V | 2J | 630V |
| 1A | 10V | 2A | 100V | 2W | 450V |
| 1C | 16V | 2B | 125V | 3A | 1000V |
| 1D | 20V | 2C | 160V | 3D | 2000V |
| 1E | 25V | 2D | 200V | 3E | 2500V |
| 1G | 40V | 2P | 220V | - | - |
3. 完全表記の読み方
2A104K = 耐圧100V / 容量 10×10⁴pF = 0.1μF / 誤差 ±10%
- 2A = 耐圧100V(コード表参照)
- 104 = 10×10⁴ pF = 100,000 pF = 0.1 μF
- K = ±10%
温度特性記号(セラミックコンデンサ EIA RS-198)
| 記号 | 温度範囲 | 容量変化 | 特徴・用途 |
|---|---|---|---|
| C0G / NP0 | -55〜+125℃ | 0±30 ppm/℃ | 超安定、発振・フィルタ、小容量のみ |
| X7R | -55〜+125℃ | ±15% | 中容量、バイパス・カップリング汎用 |
| X5R | -55〜+85℃ | ±15% | 中容量、民生機器 |
| Y5V | -30〜+85℃ | +22/-82% | 大容量だが変動大、電源バイパス限定 |
| Z5U | +10〜+85℃ | +22/-56% | 大容量、非精密 |
3文字コード: 1字目=低温側, 2字目=高温側, 3字目=容量変化率。
コンデンサ種類別の特徴
| 種類 | 容量範囲 | 耐圧 | 用途 |
|---|---|---|---|
| セラミック(MLCC) | 1pF〜100μF | 〜3kV | 汎用最多、バイパス・カップリング |
| フィルム | 100pF〜100μF | 〜3kV | 音響・電源フィルタ・タイミング |
| 電解(アルミ) | 0.1μF〜1F | 〜500V | 電源平滑・大容量、極性有 |
| 電解(タンタル) | 0.1μF〜1000μF | 〜50V | 小型大容量、デカップリング |
| 電気二重層(EDLC) | 0.1F〜3000F | 〜3V | メモリバックアップ・蓄電 |
コンデンサが電気をためる仕組み
コンデンサは、2枚の電極で絶縁体(誘電体)を挟んだ構造で、電圧をかけると電極に電荷がたまります。容量は電極の面積に比例し、誘電体の厚さに反比例します。誘電体にどんな材質を使うかで、容量・温度特性・損失といった性質が決まります。
この材質の違いが種類ごとの役割分担になります。
- セラミック: 小容量で高周波に強い
- 電解: 大容量だが極性がある
- フィルム: 精度と安定性が高い
用途に合った種類を選ぶのはこのためです。
耐圧は、誘電体が絶縁破壊を起こさずに耐えられる電圧の上限です。回路電圧に対して耐圧に余裕(1.5〜2倍)を持たせるのは、この絶縁破壊を防ぐためです。
使い方・選び方のポイント
使用場面
電子回路の部品選定、容量値の読み取り、種類別の使い分けに使います。
よくある間違い
最も多い間違いは容量の単位(pF/nF/μF)の桁取り違えです。次の失敗にも注意します。
- 電解コンデンサの極性を逆に接続して破損させる
- 耐圧不足で故障させる
- セラミックと電解の特性差の無視
選び方のコツ
- ①必要な容量値と許容差で選ぶ
- ②回路電圧に対し余裕のある耐圧(1.5〜2倍)を選ぶ
- ③用途で種類を選ぶ(高周波・小容量はセラミック、平滑・大容量は電解、精度重視はフィルム)
- ④電解は極性に注意して実装する
よくある質問
10nFは何μF?(何pF?)
10nF = 0.01μF = 10,000pF です。
- μFへの換算式: nF ÷ 1,000 = μF
- pFへの換算式: nF × 1,000 = pF
3桁コードでは「103」と表記されます(10 × 10³ pF)。
0.01μFは何nF?(何pF?)
0.01μF = 10nF = 10,000pF です。
- nFへの換算式: μF × 1,000 = nF
コード「103」のコンデンサです。
コンデンサ「103」の読み方は?
103 = 10 × 10³ pF = 10,000pF = 10nF = 0.01μF です。
- 先頭2桁(10)= 有効数字
- 3桁目(3)= 10の乗数
上の計算ツールに「103」と入力すると即換算できます。
「104」と書いてあるのは何μF?
104 = 10 × 10⁴ pF = 100,000pF = 100nF = 0.1μF。最後の桁が乗数です。
「103J」の「J」は何を意味する?
J = ±5% の誤差記号です。
- 103 = 10,000pF = 10nF = 0.01μF
- J = この容量に対して±5%の許容差
誤差記号の一覧は上の表をご参照ください。
「2A103K」の読み方は?
2A103K = 耐圧100V・容量10nF(0.01μF)・許容差±10% です。
- 2A = 耐圧100V
- 103 = 10nF(0.01μF)
- K = ±10%
フィルム・電解コンデンサで耐圧・容量・許容差を合わせて表記する形式(IEC 60062)です。
「4R7」と書いてあるのは何pF?
4R7 = 4.7pF(R = 小数点記号)です。
- 3桁で小数を表す際に使用
- 例: 2R2 = 2.2pF、R47 = 0.47pF
上の計算ツールに「4R7」と入力すれば自動変換されます。
セラミックコンデンサの容量表記はどこを見る?
セラミック(MLCC)は本体に印字された3桁数字(例:104)を見ます。
- 最初の2桁 = 有効数字
- 3桁目 = 乗数(pF単位)
小容量品は2桁直読み(例:47 = 47pF)の場合もあります。
セラミックコンデンサと電解コンデンサの違いは?
最大の違いは極性の有無と容量帯です。
- セラミック(MLCC): 極性なし・1pF〜100μF・高周波特性◎・小型軽量
- 電解(アルミ): 極性あり・0.1μF〜1F・電源平滑向き・大容量
用途に合わせて使い分けます。
Y5Vのコンデンサを使っても大丈夫?
精密用途には不適です。
- 電圧バイアス・温度変化で容量が大きく減少(最大-82%)
- 電源バイパスや大まかなカップリングなら使用可能です
精度が必要な回路ではX7RやC0G/NP0を選択してください。
関連する早見表
出典・参考
JIS C 5102(電子機器用固定コンデンサ), IEC 60062(コンデンサ・抵抗器の表示コード), EIA RS-198(セラミックコンデンサ温度特性)
参考: コンデンサメーカー各社の公開技術資料・データシートを集約した参考値です。
最終更新: 2026-07-04