スペック早見表

コンデンサ値読み方 早見表(3桁数字・誤差記号・耐圧表記)

セラミックコンデンサの3桁数字表記(100〜829)の容量換算、誤差記号(B/C/D/F/G/J/K/M/Z)、耐圧表記コード(2A/1H等)の読み方を収録。計算ツールで3桁コードを即座にpF/nF/μFに変換できます。JIS C 5102 / IEC 60062 準拠。

変換結果

3桁数字表記の読み方

最初の2桁=有効数字, 3桁目=10の乗数, 単位=pF

3桁コード計算pFnFμF
10010 × 10⁰10 pF0.01 nF-
10110 × 10¹100 pF0.1 nF0.0001 μF
10210 × 10²1,000 pF1 nF0.001 μF
10310 × 10³10,000 pF10 nF0.01 μF
10410 × 10⁴100,000 pF100 nF0.1 μF
10510 × 10⁵1,000,000 pF1,000 nF1 μF
10610 × 10⁶10,000,000 pF10,000 nF10 μF
22022 × 10⁰22 pF0.022 nF-
22122 × 10¹220 pF0.22 nF-
22222 × 10²2,200 pF2.2 nF-
22322 × 10³22,000 pF22 nF0.022 μF
22422 × 10⁴220,000 pF220 nF0.22 μF
33333 × 10³33,000 pF33 nF0.033 μF
47347 × 10³47,000 pF47 nF0.047 μF
47447 × 10⁴470,000 pF470 nF0.47 μF
68368 × 10³68,000 pF68 nF0.068 μF
82482 × 10⁴820,000 pF820 nF0.82 μF
82982 × 10⁹特殊表記--

※ 小数点は「R」で表記。例: 4R7 = 4.7pF, 2R2 = 2.2pF, R47 = 0.47pF。

※ 2桁以下はそのままpF直読み(例: "47" = 47pF)。

誤差記号(許容差)JIS C 5102 / IEC 60062

記号許容差種類用途
B±0.1 pF絶対値高精度・小容量(10pF未満)
C±0.25 pF絶対値高精度・小容量
D±0.5 pF絶対値中精度・小容量
F±1%百分率高精度フィルタ・発振回路
G±2%百分率精密回路
J±5%百分率一般汎用(セラコン標準)
K±10%百分率バイパス・カップリング汎用
M±20%百分率電源平滑・粗な用途
Z+80%/-20%非対称大容量電解・高誘電率系セラ
P+100%/-0%非対称最低値保証のみ

耐圧表記の読み方

1. 直接表記

「50V」「100WV」「250V」などそのまま耐圧を示す。WV = Working Voltage(常用動作電圧)。

2. 2文字コード(IEC 60062)

「2A104K」形式の先頭2文字が耐圧コード。

コード耐圧コード耐圧コード耐圧
0E2.5V1H50V2E250V
0G4V1J63V2G400V
0J6.3V1K80V2J630V
1A10V2A100V2W450V
1C16V2B125V3A1000V
1D20V2C160V3D2000V
1E25V2D200V3E2500V
1G40V2P220V--

3. 完全表記の読み方

2A104K = 耐圧100V / 容量 10×10⁴pF = 0.1μF / 誤差 ±10%

温度特性記号(セラミックコンデンサ EIA RS-198)

記号温度範囲容量変化特徴・用途
C0G / NP0-55〜+125℃0±30 ppm/℃超安定、発振・フィルタ、小容量のみ
X7R-55〜+125℃±15%中容量、バイパス・カップリング汎用
X5R-55〜+85℃±15%中容量、民生機器
Y5V-30〜+85℃+22/-82%大容量だが変動大、電源バイパス限定
Z5U+10〜+85℃+22/-56%大容量、非精密

3文字コード: 1字目=低温側, 2字目=高温側, 3字目=容量変化率。

コンデンサ種類別の特徴

種類容量範囲耐圧用途
セラミック(MLCC)1pF〜100μF〜3kV汎用最多、バイパス・カップリング
フィルム100pF〜100μF〜3kV音響・電源フィルタ・タイミング
電解(アルミ)0.1μF〜1F〜500V電源平滑・大容量、極性有
電解(タンタル)0.1μF〜1000μF〜50V小型大容量、デカップリング
電気二重層(EDLC)0.1F〜3000F〜3Vメモリバックアップ・蓄電

よくある質問

Q. 「104」と書いてあるのは何μF?

A. 104 = 10 × 10⁴ pF = 100,000 pF = 100 nF = 0.1 μF。最後の桁が乗数です。

Q. 「103J」の「J」は?

A. 誤差記号。J = ±5%。103(=10,000pF=10nF=0.01μF) に対して±5%の許容差を示します。

Q. 「2A103K」とは?

A. 2A=耐圧100V、103=10nF(0.01μF)、K=±10%。フィルム・電解コンデンサで耐圧・容量・許容差を合わせて表記する形式。

Q. 「4R7」は?

A. R=小数点記号。4R7 = 4.7pF。3桁で小数を表す際に使用。2R2=2.2pF, R47=0.47pF。

Q. Y5Vを使って大丈夫?

A. 電圧バイアス・温度変化で容量が大きく減少(最大-82%)するため、精密用途には不適。電源バイパスや大雑把なカップリングならOK。精度要求時はX7RやC0Gを選択。

関連する早見表

出典・参考

JIS C 5102(電子機器用固定コンデンサ), IEC 60062(コンデンサ・抵抗器の表示コード), EIA RS-198(セラミックコンデンサ温度特性)

参考: 村田製作所 / 太陽誘電 / TDK / 日本ケミコン / ルビコン / ニチコン 公開技術資料

最終更新: 2026-04-15