スペック早見表

C形鋼(リップ溝形鋼)規格寸法表|重さと断面性能(JIS G 3350)

C形鋼は100×50×20×2.3で4.06kg/m、断面係数Zx=16.1cm³。JIS G 3350のリップ溝形鋼全37サイズについて、単位質量・断面二次モーメント・断面係数を並べました。

🏗️ C形鋼 判断即答ボックス

100×50×20×2.34.06kg/mIx 80.7・Zx 16.1
100×50×20×3.25.50kg/mZx 21.3
150×65×20×2.35.50kg/mZx 33.0(同じ重さで強い)
呼びの順番H×A×C×t高さ×幅×リップ×厚さ
材質SSC400降伏点245N/mm²以上
標準長さ6.0〜12.0m1m刻み

このページについて

リップ溝形鋼(C形鋼・Cチャン)は、薄い鋼板を冷間でC字に曲げた軽量形鋼で、胴縁・母屋・間柱などに使われます。寸法と重さはJIS G 3350(一般構造用軽量形鋼)で決まっていて、「100×50×20×2.3」のように 高さH×幅A×リップC×厚さtで呼びます。単位質量と断面性能(断面二次モーメント・断面係数)を全37サイズ並べました。

表1: リップ溝形鋼(C形鋼)の寸法・重さ・断面性能 — JIS G 3350

よく使う:
H×A×C×t
mm
呼び名断面積
cm²
単位質量
kg/m
Ix
cm⁴
Iy
cm⁴
Zx
cm³
Zy
cm³
250×75×25×4.5460718.9214.9169012913523.8
200×75×25×4.5456716.6713.199012199.023.3
200×75×25×4.0456614.9511.789511089.521.3
200×75×25×3.2456512.139.5273692.373.617.8
200×75×20×4.5453716.2212.796310996.320.6
200×75×20×4.0453614.5511.487110087.118.9
200×75×20×3.2453511.819.2771684.171.615.8
150×75×25×4.5449714.4211.350110966.922.5
150×75×25×4.0449612.9510.245599.860.620.6
150×75×25×3.2449510.538.2737583.650.017.3
150×75×20×4.5446713.9711.048999.265.219.8
150×75×20×4.0446612.559.8544591.059.318.2
150×75×20×3.2446510.218.0136676.448.915.3
150×65×20×4.0443611.759.2240163.753.514.5
150×65×20×3.244359.5677.5133253.844.312.2
150×65×20×2.344337.0125.5024841.133.09.37
150×50×20×4.5440711.729.2036835.749.010.5
150×50×20×3.244058.6076.7628028.337.48.19
150×50×20×2.344036.3224.9621021.928.06.33
125×50×20×4.5436710.598.3223833.538.010.0
125×50×20×4.043669.5487.5021733.134.79.38
125×50×20×3.243657.8076.1318126.629.08.02
125×50×20×2.343635.7474.5113720.621.96.22
120×60×25×4.5432711.729.2025258.041.915.5
120×60×20×3.242958.2876.5118640.931.010.5
120×60×20×2.342936.0924.7814031.323.38.10
120×40×20×3.242557.0075.5014415.324.05.71
100×50×20×4.542279.4697.4313930.927.79.82
100×50×20×4.042268.5486.7112728.725.49.13
100×50×20×3.242257.0075.5010724.521.37.81
100×50×20×2.342235.1724.0680.719.016.16.06
100×50×20×1.642213.6722.8858.414.011.74.47
75×45×15×2.341434.1373.2537.111.89.904.24
75×45×15×2.041423.6372.8633.010.58.793.76
75×45×15×1.641412.9522.3227.18.717.243.13
60×30×10×2.340332.8722.2515.63.325.201.71
60×30×10×1.640312.0721.6311.62.563.881.32

JIS G 3350 表8(断面積・単位質量。規定)と附属書B 表B.4(断面二次モーメント・断面係数。参考)。Ix・Zxは強軸(ウェブと直交する軸)、Iy・Zyは弱軸。表の値は2017年版の規格票から転記し、2021年版の改正原案で全セル同じことを確認しています。断面積は表12の式で全行を再計算して一致を確認しました。断面二次半径・重心位置・せん断中心は省略。

表2: 軽溝形鋼の寸法・重さ — JIS G 3350

H×A×B×t
mm
呼び名断面積
cm²
単位質量
kg/m
Zx
cm³
450×75×75×6.0161834.8227.3374
450×75×75×4.5161726.3320.7286
400×75×75×6.0157831.8225.0312
400×75×75×4.5157724.0818.9239
350×50×50×4.5153719.5815.4157
350×50×50×4.0153617.4713.7141
300×50×50×4.5149717.3313.6123
300×50×50×4.0149615.4712.1111
250×75×75×6.0145822.8217.9155
250×50×50×4.5142715.0811.893.0
250×50×50×4.0142613.4710.683.7
200×75×75×6.0138819.8215.6113
200×75×75×4.5138715.0811.888.1
200×50×50×4.5135712.8310.166.6
200×50×50×4.0135611.479.0060.0
200×50×50×3.213559.2637.2749.0
150×75×75×6.0131816.8213.276.4
150×75×75×4.5131712.8310.159.8
150×75×75×4.0131611.479.0053.9
150×75×75×3.213159.2637.2744.0
150×50×50×4.5128710.588.3143.9
150×50×50×3.212857.6636.0232.5
150×50×50×2.312835.5764.3824.1
120×40×40×3.212456.0634.7620.3
100×50×50×3.212056.0634.7618.7
100×50×50×2.312034.4263.4714.0
100×40×40×2.311733.9663.1111.8
80×40×40×2.311333.5062.758.73
60×30×30×2.310932.5862.034.72
60×30×30×1.610911.8361.443.45
40×40×40×3.210553.5032.754.60

JIS G 3350 表5・附属書B 表B.1(参考)。軽溝形鋼はリップのない溝形の軽量形鋼です。

材質・長さ・許容差

  • 材質: SSC400の1種類。降伏点または耐力245N/mm²以上、引張強さ400〜540N/mm²(表1・表4)。
  • 厚さ: 1.6〜6.0mm(表2)。
  • 標準長さ: 6.0・7.0・8.0・9.0・10.0・11.0・12.0m(表11)。
  • 重さの計算: 断面積(cm²)=t(H+2A+2C−6.574t)÷100、単位質量(kg/m)=0.785×断面積(表12)。
  • 許容差: 高さH 150未満±1.5・150以上300未満±2.0mm、辺A±1.5mm、リップC±2.0mm、曲がりは全長の0.2%以下、厚さ2.0以上2.5未満で±0.25mm(表13)。

選び方: 同じ重さでも曲げの強さは違う

単位質量が同じ5.50kg/mでも、100×50×20×3.2はZx=21.3cm³、120×40×20×3.2は24.0cm³、150×65×20×2.3は33.0cm³です。曲げに効くのは高さHで、同じ重さなら背の高い断面ほど強軸の断面係数が大きくなります。胴縁・母屋のように曲げを受ける部材は、重さだけで比べず断面係数で比べます。

なお、断面性能(附属書B)は規格上は参考値です。規格表のうち、4567のixなど一部のセルは板厚中心線モデルの計算とわずかに合いませんが、本表は規格の値をそのまま載せています。

間違えやすいポイント

  • C形鋼を熱間圧延の溝形鋼(チャンネル)と同じ表で見る — 溝形鋼はJIS G 3192の厚肉材で別物です。形鋼寸法を参照。
  • 寸法の順番を取り違える — 呼びは高さH×幅A×リップC×厚さtの順です。
  • 強軸と弱軸を取り違える — 100×50×20×2.3でZx=16.1に対しZy=6.06cm³。向きで強さが2倍以上違います。
  • 断面性能を規定値だと思う — 断面二次モーメント・断面係数は附属書B(参考)の値です。

よくある質問

Q1. C形鋼100×50×20×2.3の重さは?

A. 4.06kg/mです(断面積5.172cm²)。Ix=80.7cm⁴、Zx=16.1cm³です。

Q2. C形鋼の寸法の読み方は?

A. 高さH×幅A×リップC×厚さtの順です。

Q3. C形鋼の重さの計算式は?

A. 断面積=t(H+2A+2C−6.574t)÷100、単位質量=0.785×断面積です。

Q4. C形鋼の材質は?

A. SSC400(降伏点245N/mm²以上、引張強さ400〜540N/mm²)です。

Q5. C形鋼の定尺(標準長さ)は?

A. 6.0〜12.0mの1m刻みです。

Q6. C形鋼と溝形鋼(チャンネル)の違いは?

A. C形鋼は冷間成形の軽量形鋼(JIS G 3350)、溝形鋼は熱間圧延(JIS G 3192)です。

関連する早見表

出典・参考

  • JIS G 3350「一般構造用軽量形鋼」 — 2017年版の表1〜表5・表8・表11〜表13・附属書B 表B.1/表B.4(参考)を転記。2021年改正版の原案(日本鉄鋼連盟)で寸法表・断面特性表が同じことを確認(発行版の本文は未確認)

※ 本ページは規格の数値を引くための早見表です。部材の選定・構造計算は構造設計者が行ってください。

最終更新: 2026-09-24