砕石の種類・サイズ 早見表(JIS A 5001)
道路用砕石はJIS A 5001で14の呼び名に分かれます。4号砕石(S-30)は30mmふるいを85〜100%通り、20mmふるいは0〜15%しか通らない、粒のそろった砕石です。クラッシャラン・粒度調整砕石の粒度と、1種・2種の品質を並べました。
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このページについて
道路の路盤などに使う砕石は、JIS A 5001(道路用砕石)で単粒度砕石・クラッシャラン・スクリーニングス・粒度調整砕石の4種類、14の呼び名に分かれます。呼び名ごとに、どの大きさのふるいを何%通るか(粒度)が決まっています。よく使われる号数の目安と、粒度の全表を並べました。
表1: 単粒度砕石(1号〜7号)の粒の大きさ — JIS A 5001 表2から
| 号数 | 呼び名 | 上のふるいを通る量 | 下のふるいを通る量 | 主な粒の大きさ(目安) |
|---|---|---|---|---|
| 1号 | S-80 | 80mm:85〜100% | 60mm:0〜15% | 60〜80mm(7割以上) |
| 2号 | S-60 | 60mm:85〜100% | 40mm:0〜15% | 40〜60mm(7割以上) |
| 3号 | S-40 | 40mm:85〜100% | 30mm:0〜15% | 30〜40mm(7割以上) |
| 4号 | S-30 | 30mm:85〜100% | 20mm:0〜15% | 20〜30mm(7割以上) |
| 5号 | S-20 | 20mm:85〜100% | 13mm:0〜15% | 13〜20mm(7割以上) |
| 6号 | S-13 | 13mm:85〜100% | 5mm:0〜15% | 5〜13mm(7割以上) |
| 7号 | S-5 | 5mm:85〜100% | 2.5mm:0〜25% | 2.5〜5mm(6割以上) |
「主な粒の大きさ」は、上のふるいを85%以上通り、下のふるいは15%(7号は25%)以下しか通らないことから読み取った目安です。たとえば4号砕石(S-30)は、質量の7割以上が30mmふるいと20mmふるいの間の大きさになります。ふるいの寸法は規格表の呼び寸法で、実際の目開きは表4のとおりです。
表2: 粒度(ふるいを通るものの質量百分率 %) — JIS A 5001 表2
| 種類 | 呼び名 | 100 | 80 | 60 | 50 | 40 | 30 | 25 | 20 | 13 | 5 | 2.5 | 1.2 | 0.6 | 0.4 | 0.3 | 0.15 | 0.075 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 単粒度砕石 | S-80(1号) | 100 | 85〜100 | 0〜15 | ||||||||||||||
| 単粒度砕石 | S-60(2号) | 100 | 85〜100 | — | 0〜15 | |||||||||||||
| 単粒度砕石 | S-40(3号) | 100 | 85〜100 | 0〜15 | ||||||||||||||
| 単粒度砕石 | S-30(4号) | 100 | 85〜100 | — | 0〜15 | |||||||||||||
| 単粒度砕石 | S-20(5号) | 100 | 85〜100 | 0〜15 | ||||||||||||||
| 単粒度砕石 | S-13(6号) | 100 | 85〜100 | 0〜15 | ||||||||||||||
| 単粒度砕石 | S-5(7号) | 100 | 85〜100 | 0〜25 | 0〜5 | |||||||||||||
| クラッシャラン | C-40 | 100 | 95〜100 | — | — | 50〜80 | — | 15〜40 | 5〜25 | |||||||||
| クラッシャラン | C-30 | 100 | 95〜100 | — | 55〜85 | — | 15〜45 | 5〜30 | ||||||||||
| クラッシャラン | C-20 | 100 | 95〜100 | 60〜90 | 20〜50 | 10〜35 | ||||||||||||
| スクリーニングス | F-2.5 | 100 | 85〜100 | — | 25〜55 | — | 15〜40 | 7〜28 | 0〜20 | |||||||||
| 粒度調整砕石 | M-40 | 100 | 95〜100 | — | — | 60〜90 | — | 30〜65 | 20〜50 | — | — | 10〜30 | — | — | 2〜10 | |||
| 粒度調整砕石 | M-30 | 100 | 95〜100 | — | 60〜90 | — | 30〜65 | 20〜50 | — | — | 10〜30 | — | — | 2〜10 | ||||
| 粒度調整砕石 | M-25 | 100 | 95〜100 | — | 55〜85 | 30〜65 | 20〜50 | — | — | 10〜30 | — | — | 2〜10 |
列見出しはふるいの呼び寸法(mm)。空欄と「—」はどちらも規定がありません。M-40・M-30・M-25の5mm以下の列は、規格表で3行共通の値(結合セル)です。粒度調整砕石は、単粒度砕石・クラッシャランに他の材料を加え、含水比の調整ができる装置で混合したものです(表1注)。
表3: 品質(1種・2種) — JIS A 5001 表3
| 種別 | 絶乾密度 | 吸水率 | すりへり減量 |
|---|---|---|---|
| 1種 | 2.45g/cm³以上 | 3.0%以下 | 35%以下 |
| 2種 | — | — | 40%以下 |
2種は、歴青舗装(アスファルト舗装)の表層又は基層に使用してはならないとされています(表3注)。すりへり減量はロサンゼルス試験機(JIS A 1121)で、13〜5mmの試料5,000gと鋼球8個(計3,330g)を入れ、500回転させた後の減量です。スクリーニングスと粒度調整砕石は、塑性指数がNPでなければなりません(3.2)。
表4: ふるいの呼び寸法と実際の目開き — JIS A 5001 表2注
| 表の呼び寸法 | JIS Z 8801-1の公称目開き |
|---|---|
| 100mm | 106mm |
| 80mm | 75mm |
| 60mm | 63mm |
| 50mm | 53mm |
| 40mm | 37.5mm |
| 30mm | 31.5mm |
| 25mm | 26.5mm |
| 20mm | 19mm |
| 13mm | 13.2mm |
| 5mm | 4.75mm |
| 2.5mm | 2.36mm |
| 1.2mm | 1.18mm |
| 0.6mm | 600μm |
| 0.4mm | 425μm |
| 0.3mm | 300μm |
| 0.15mm | 150μm |
| 0.075mm | 75μm |
「C-40」の40mmふるいは、実際には目開き37.5mmの試験用ふるいです。追補1(2008年)で表の見出しが「公称目開き」に改められましたが、粒度の数値は変わっていません。
間違えやすいポイント
- RC-40をJIS A 5001の呼び名だと思う — JIS A 5001の呼び名はS・C・F・Mの14種類だけで、RC-40などの再生砕石はこの規格の対象ではありません。
- C-40とM-40を同じものと考える — 上側(50mm 100%、40mm 95〜100%)は同じですが、M-40は0.075mmまで粒度を規定し、20mmふるいの通過量もC-40(50〜80%)より多い60〜90%です。
- 号数と呼び名の数字を取り違える — 4号砕石はS-30、5号はS-20、6号はS-13です。
- 修正CBRの値をJISで探す — 粒度調整砕石の含水比と修正CBRは、受渡当事者間の協議で定めることができるとされ、JIS A 5001に数値はありません。
よくある質問
Q1. 4号砕石は何mm?
A. S-30で、質量の7割以上が20〜30mmの粒です(30mmふるい85〜100%通過、20mmふるい0〜15%通過)。
Q2. C-40とM-40の違いは?
A. 上側は同じですが、M-40は0.075mmまで粒度を規定し、塑性指数NPも必要です。C-40の規定は2.5mmまでです。
Q3. RC-40はJIS規格品?
A. JIS A 5001の呼び名にRC-40はありません。再生砕石はこの規格の対象外です。
Q4. 砕石の「40」は40mmのふるい?
A. 呼び寸法で、実際は目開き37.5mmのふるいです。
Q5. 砕石の1種と2種の違いは?
A. 1種はすりへり減量35%以下で密度・吸水率の規定もあり、2種は40%以下のみでアスファルトの表層・基層には使えません。
Q6. 砕石の送り状には何を書く?
A. 「クラッシャランC-20 1種」のように種類・呼び名・種別を書き、製造業者名・出荷年月日・数量なども表示します。
関連する早見表
出典・参考
- JIS A 5001:1995「道路用砕石」(追補1:2008、2022年確認・有効) — 1(適用範囲)、表1(種類及び呼び名)、表2(粒度)、表3(絶乾密度・吸水率・すりへり減量)、3.2(塑性指数ほか)、4(製造方法)、5.4(すりへり減量試験)、7(表示)
※ 追補1(2008年)で、表2の見出しが「ふるいの呼び寸法」から「公称目開き」に、「絶乾比重」が「絶乾密度」に改められましたが、数値は変わっていません。
※ 表1の「主な粒の大きさ」は、表2の通過率から読み取った目安です。路盤の設計・品質管理は、発注者の仕様書や各種指針に従ってください。
※ 本ページの表・数値は、上記の出典をもとに当サイトが計算・編集(加工)して作成したものです。出典元の機関・団体が作成したものではありません。
最終更新: 2026-09-27