スペック早見表

木材規格サイズ 完全早見表

建築木材の規格寸法を ツーバイフォー材・在来工法材・胴縁・貫・垂木・野縁・根太・合板・集成材・LVL・CLT まで完全網羅。呼び寸法と実寸法を併記。JAS規格・JIS規格・プレカット工場標準に準拠した実務向け早見表です。

このページについて

本ページは建築・DIYで使用する木材の規格寸法を一括検索・比較できる実務向け早見表です。ツーバイフォー材(1×4・2×4・2×6・2×8・2×10・2×12・4×4の全12規格)、在来工法材(柱105角/120角/150角・梁105×180/210/240・土台・間柱・母屋・棟木)、造作下地材(胴縁・野縁・垂木・根太・大引・貫)、合板類(構造用合板・コンパネ・OSB・シナ合板)、エンジニアードウッド(集成材・LVL・CLT)まで150種以上の寸法を収録しています。

大工・建築設計者・プレカット工場の積算担当者・住宅リフォーム業者・DIY実践者まで、現場で発生する「2×4の実寸って何mm?」「胴縁の標準サイズは?」「垂木は45×60と45×75どちら使う?」といった疑問に即答できる構成です。呼び寸法(Nominal)と実寸法(Actual)を必ず併記し、設計時の混同を防ぎます。

木材は呼び寸法と実寸法のズレ・含水率による収縮・樹種ごとの強度差・JAS等級など、複数の要因が絡む難しい資材です。本ページでは寸法表だけでなく、JAS構造用製材の等級区分・機械等級区分(MSR)・主要樹種15種の気乾比重と曲げ強度・尺メートルモジュール換算まで網羅し、設計判断に必要な情報を1ページに集約しました。

よく使う:

検索結果

上の欄にサイズを入力してください。

木材の呼び寸法と実寸法の違い

木材を扱うとき必ず理解しておくべきが、呼び寸法(Nominal Size)実寸法(Actual Size)の違いです。両者は一致するもの(在来工法柱材)と、大きく異なるもの(2×4材)があり、設計・施工・発注時に混同すると重大な誤差を生みます。

なぜ呼び寸法と実寸が違うのか

製材時のロスと乾燥収縮が主な原因です。原木から製材する際、まずグリーン材(未乾燥・粗木取り)として呼び寸法に近いサイズで切り出します。その後、人工乾燥(KD材)・天然乾燥で含水率15〜18%まで落とすと、繊維方向と直交方向で約3〜10%収縮します。最後に表面を仕上げカンナ(プレーナー)でならして商品化するため、結果的に呼び寸法より一回り小さい実寸法になります。

例えば2×4材は、呼び寸法「2インチ×4インチ(50.8×101.6mm)」で原木から切り出し、乾燥+カンナ削りで38×89mmに仕上がります。一方、日本の在来工法柱材(105角等)はミリ単位で最終製品寸法を指定するため、呼び寸法=実寸法(105×105mm)となります。

設計時の注意点

  • 2×4工法: 必ず実寸(38×89, 38×140等)で設計図を描く。呼び寸法でCAD入力すると約12mmズレる
  • 在来工法: 105×105・120×120など実寸=呼び寸法で扱える
  • 合板・ボード類: 呼び寸法=実寸法(910×1820・1220×2440等)
  • 胴縁・貫: 製材所により±2〜5mm程度の差異がある
  • 含水率: KD材(乾燥材)とAD材(天然乾燥)で寸法精度が異なる

プレカット工場・製材所により若干の寸法差異(±0.5〜2mm程度)があります。重要部位・接合部は実材で測定確認してください。

ツーバイフォー材(枠組壁工法)の規格寸法

2×4工法(ツーバイフォー、Two by Four / 枠組壁工法) は北米由来の木造工法で、規格化された材を組み合わせるシステム化された施工が特徴。日本では1974年にオープン化され、住宅で広く採用されています。使用材は SPF(Spruce-Pine-Fir、カナダ産混合材) が主流です。

2×4材の規格寸法一覧

呼び名呼び寸法(インチ)呼び寸法(mm)実寸法(mm)主な用途
1×41×425×10019×89幕板・下地・DIY汎用
1×61×625×15019×140幕板・棚板・羽目板
1×81×825×20019×184棚板・幕板
1×101×1025×25019×235幅広棚板
1×121×1225×30019×286幅広天板・大型棚
2×42×450×10038×89壁スタッド・根太(最汎用)
2×62×650×15038×1402×6工法の壁・床根太・屋根垂木
2×82×850×20038×184床根太・屋根垂木・梁
2×102×1050×25038×235梁・大スパン根太・階段桁
2×122×1250×30038×286階段桁・大梁・床根太(大スパン)
4×44×4100×10089×89ポスト・柱・コーナー
4×64×6100×15089×140太柱・大梁

長さ規格(フィート/F表記)

表記フィート長さ(mm)用途
3F3 ft914DIY・端材
6F6 ft1820DIY・小型家具
8F8 ft24402×4住宅の壁スタッド標準
10F10 ft3050大型壁・梁
12F12 ft3650梁・桁
14F14 ft4270大スパン梁
16F16 ft4880長尺梁・桁

グレード(品質等級)

グレード意味特徴
Stud(スタッド)壁柱用節・反りの基準が壁柱用に最適化
SPF #1&2標準等級2×4工法の汎用。最流通
SPF Select高等級節少・割れ少・化粧用
J-Grade(Jグレード)日本市場向け選別強度等級・寸法精度UP・SPFより1〜2割高
KD材人工乾燥材含水率19%以下に強制乾燥・寸法安定◎
S-DRY乾燥処理含水率19%以下の表示
S-GRN未乾燥グリーン材・現場乾燥前提

在来工法材の規格寸法

日本の伝統的な軸組工法(在来工法)で使われる構造材は、ミリ単位で正確に製材されており、呼び寸法=実寸法です。プレカット工場で柱・梁・桁・土台が同時加工されるのが現代の主流。

柱材

呼び名実寸法(mm)主な樹種用途
105角105×105スギ・ヒノキ・ホワイトウッド集成材木造住宅の標準柱(管柱)・最汎用
120角120×120スギ・ヒノキ・集成材通し柱・耐震重視・大型住宅
135角135×135スギ・ヒノキ大断面柱・古民家風
150角150×150ヒノキ・ベイマツ伝統建築・神社仏閣
180角180×180ヒノキ・ケヤキ大黒柱

間柱・土台

呼び名実寸法(mm)用途
間柱(まばしら) 27×10527×105柱間の補助柱・壁下地
間柱 30×10530×105標準間柱(現代住宅)
間柱 30×12030×120120角柱の住宅用間柱
土台 105角105×105住宅の標準土台(防腐ヒノキ・ヒバ)
土台 120角120×120120角柱住宅の土台

梁・桁

呼び名実寸法(mm)主な用途・スパン目安
梁 105×150105×150一般住宅の梁・短スパン(2.7m以下)
梁 105×180105×180標準梁・スパン3.6m目安
梁 105×210105×210中スパン梁・4.5m目安
梁 105×240105×240大スパン梁・5.4m目安
梁 105×300105×300超大スパン・6.4m目安
梁 120×240120×240120角住宅の標準梁

母屋・棟木

呼び名実寸法(mm)用途
母屋 90×9090×90小屋組の母屋・小スパン
母屋 105×105105×105標準母屋
棟木 105×105105×105屋根の最頂部
棟木 120×120120×120大型住宅の棟木

垂木の規格寸法

垂木(たるき)は屋根の小屋組で、母屋(もや)と棟木の上に直交方向に渡し、屋根材(野地板)を支える部材。サイズは母屋間隔(スパン)・屋根荷重(積雪・瓦荷重)で決定します。

垂木の標準寸法

呼び名実寸法(mm)母屋間隔目安用途
垂木 45×4545×45455mm小屋・物置・軽量屋根
垂木 45×6045×60455mm住宅の標準垂木(瓦・スレート)
垂木 45×7545×75910mm母屋間隔910mm時の標準
垂木 45×9045×90910mm豪雪地・重い屋根材
垂木 45×10545×105910mm大スパン・特殊形状屋根
垂木 60×9060×90910mm大型屋根・集中荷重

2×4材を垂木に転用する場合

転用材実寸法(mm)用途
2×438×892×4工法の屋根垂木(短スパン)
2×638×1402×4工法の標準屋根垂木
2×838×184大スパン・豪雪地の2×4工法垂木
2×1038×235超大スパン・特殊屋根

垂木間隔(モジュール)

  • 尺モジュール住宅: 303mm(1尺)・455mm(1.5尺) 間隔が一般的
  • メートルモジュール住宅: 500mm・333mm 間隔
  • 2×4工法: 455mm・606mm(24インチ) 間隔
  • 軒の出: 600〜900mm程度。垂木材の片持ち長さで決まる
  • 勾配: 4寸〜6寸が標準。急勾配ほど垂木への荷重が分散される

胴縁の規格寸法

胴縁(どうぶち)は外壁・内装の仕上材を留めるための下地材。柱や間柱に直交方向に取り付け、サイディング・羽目板・石膏ボードなどを固定します。

木胴縁の標準寸法

呼び名実寸法(mm)用途
15×4515×45内装下地・薄物・天井胴縁
18×4518×45標準胴縁・最汎用(壁下地)
20×4020×40標準胴縁(やや厚)
21×4521×45通気胴縁(外壁通気工法)
25×4025×40厚物胴縁・サイディング下地
30×4030×40下地胴縁・天井下地用
30×4530×45厚胴縁・大開口部
45×4545×45太胴縁・通気胴縁兼下地

縦胴縁・横胴縁の使い分け

種別方向主な用途
縦胴縁柱に対し平行(垂直方向)横張りサイディング・通気層確保(雨水排出)
横胴縁柱に対し直交(水平方向)縦張りサイディング・羽目板

胴縁ピッチ(間隔)

  • 尺モジュール住宅: 303mm(1尺)・455mm(1.5尺) ピッチ
  • 910mmピッチ: 構造柱間に取付(在来工法)
  • サイディング下地: 455mm以下推奨(留め付けピッチに合わせる)
  • 外壁通気工法: 通気胴縁(15〜21mm厚)で15mm以上の通気層を確保

野縁の規格寸法

野縁(のぶち)は天井下地の主要材で、野縁受けに直交方向に取り付け、その上に石膏ボード・天井材を固定します。

野縁の標準寸法

呼び名実寸法(mm)用途
野縁 30×4030×40軽天井・小さい天井
野縁 40×4040×40標準野縁(石膏ボード9.5mm下地)
野縁 40×4540×45やや厚野縁・吊木接続強化
野縁 45×4545×45重い天井材用(石膏ボード12.5mm・複層)
野縁受け 45×4545×45野縁を支える上部部材
野縁受け 45×6045×60大型天井の野縁受け

天井下地のピッチ

  • 野縁ピッチ: 303mm(1尺)・455mm(1.5尺)・通常303mm
  • 野縁受けピッチ: 910mm(3尺)・1820mm(6尺)
  • 吊木ピッチ: 910mm程度・天井荷重を支える
  • 金属製(LGS=軽量鉄骨) 野縁・野縁受けも普及。Wバー・シングルバーで構成

貫の規格寸法

貫(ぬき)は柱に水平に通して構造補強する伝統的な部材。土壁の下地としての竹小舞を留める役割もあり、和風建築・真壁工法で使われます。現代住宅では使用機会が減りましたが、和室・伝統建築で現役です。

貫の標準寸法

呼び名実寸法(mm)尺寸表記用途
薄貫(うすぬき)9〜12×903分貫・4分貫軽量補助・装飾
半貫(はんぬき)15×905分貫標準的な真壁の貫
1寸貫15×905分×3寸標準貫(真壁・土壁下地)
1寸5分貫18×906分×3寸厚貫・伝統建築
大貫21×90 〜 24×907分×3寸 〜 8分×3寸大型構造補強
足固め(あしがため)30×90 〜 45×1051寸×3寸〜柱脚部の水平補強(古民家)
窓台貫15〜21×1055分×3寸5分窓上下の補強

使い方の例

  • 真壁(しんかべ): 柱を見せる和室の壁。貫を3〜4段通して下地
  • 土壁下地: 貫の上に竹小舞を編み、土を塗り込める
  • 耐震補強: 古民家リノベでは貫を新設して水平剛性向上
  • 現代住宅: 大壁工法では使用減少、和室や数寄屋風建築で残存

広告

資産形成に関心のある方へ

三井物産グループが提供するデジタル証券の資産運用サービス ALTERNA(オルタナ) は、不動産を中心とした安定資産で、長期的な資産形成の選択肢として検討する人が増えている。

根太の規格寸法

根太(ねだ)は床組の主要材。大引(おおびき)に直交方向で取り付け、その上に床板・合板を張ります。近年は「根太レス工法」も普及。

根太・大引の標準寸法

呼び名実寸法(mm)用途
根太 45×4545×45軽量床・小スパン(303mmピッチ)
根太 45×6045×60標準根太(303mmピッチ)
根太 45×7545×75大スパン・重い床荷重
根太 45×9045×90大スパン・店舗・倉庫
根太 45×10545×105超大スパン
大引 90×9090×90標準大引(910mmピッチ)
大引 105×105105×105太大引・大型住宅
束(つか)90×90大引を支える垂直材

根太レス工法との比較

工法構成特徴
従来の根太工法大引→根太→床下地合板12mm→床仕上根太を介して荷重分散・歴史的標準
根太レス工法(剛床)大引・床梁→構造用合板24mm以上→床仕上水平構面剛性◎・施工省力化・耐震性向上

1995年の阪神大震災以降、水平構面の剛性確保が重視され、根太レス工法が普及しました。現代住宅の床下地は24mm or 28mm構造用合板+大引直張りが主流です。

主要な木材の呼び名一覧

分類部材名(日本語)英語名主な役割
構造材土台(どだい)Sill plate基礎の上で柱を支える
柱(はしら)Post / Column建物の垂直主筋
通し柱(とおしばしら)Through column2階以上を貫通する柱
管柱(くだばしら)Stud column1階・2階それぞれの柱
梁(はり)Beam水平方向の主要荷重材
桁(けた)Girder梁と直交する水平材・屋根荷重を受ける
小屋組母屋(もや)Purlin屋根の中間支持材
棟木(むなぎ)Ridge beam屋根の最頂部
垂木(たるき)Rafter屋根の傾斜方向材
束(つか)Strut / Post梁から母屋・棟木を支える垂直材
野地板(のじいた)Roof sheathing屋根材の下地板
床組大引(おおびき)Floor sleeper床下の水平材
根太(ねだ)Joist床下地を支える材
床束(ゆかつか)Floor support post大引を支える垂直材
火打(ひうち)Bracing水平剛性確保の斜め材
下地・造作材胴縁(どうぶち)Furring strip外壁・内装下地
野縁(のぶち)Ceiling joist天井下地
野縁受け(のぶちうけ)Ceiling girder野縁を支える上部材
貫(ぬき)Penetrating tie柱間の水平補強・土壁下地
間柱(まばしら)Stud柱間の補助柱・壁下地
幅木(はばき)Baseboard壁と床の見切材

地域による呼び名の違い: 関西では「母屋」を「もや」、関東では同じく「もや」だが、「貫」を「ぬき」と読むのは全国共通。「束」は「つか」・「束石」は「つかいし」。古い呼び名や方言は地域の大工さんによって異なる場合があります。

合板・構造用面材の規格

標準サイズ

呼び寸法(mm)尺換算用途
3×6板(サブロク)910×18203尺×6尺住宅下地・家具(最汎用)
3×8板(サンパチ)910×24403尺×8尺縦長構造用・建具
4×8板(シハチ)1220×24404尺×8尺2×4工法・大面積
メーター板1000×2000一部メーカー
ベニヤメトリック900×1800一部メーカー

標準厚さ(mm)

2.3 / 2.5 / 3 / 4 / 5.5 / 6 / 9 / 12 / 15 / 18 / 21 / 24 / 28 / 30 / 35 / 40

合板の種類

種類厚さ目安規格主な用途
構造用合板9・12・15・24・28mmJAS特類/1類耐力壁・床下地・屋根下地
針葉樹合板9・12・24mmJAS構造用2×4工法・在来工法 構造下地
普通合板(ラワン合板)2.5・4・5.5・9mmJAS 1類/2類内装下地・家具・建具
シナ合板4・5.5・9mmJAS化粧家具・内装化粧
コンパネ(コンクリートパネル)12mmJAS型枠用コンクリート型枠・耐水合板
OSB(配向性ストランドボード)9・12mmJIS A 5908・JAS2×4工法外壁・床下地
MDF(中密度繊維板)4〜30mmJIS A 5905家具・建具芯材
パーティクルボード9・12・15・18mmJIS A 5908家具・床下地芯
ハードボード2.5・3.5・5mmJIS A 5905建具・家具裏板

構造用合板の強度等級(JAS)

  • 特類: フェノール樹脂使用・耐水性◎(屋外・湿潤環境)
  • 1類: メラミン樹脂・準耐水(屋内湿潤)
  • 2類: ユリア樹脂・乾燥環境のみ(家具・梱包)

集成材・LVL・CLTの規格

構造用集成材

ラミナ(板材)を繊維方向を平行にして接着した材。寸法精度・強度安定性に優れ、現代の柱・梁の主流。

等級ヤング率曲げ強度(N/mm²)用途
E65-F2256.5 kN/mm²22.5低等級・軽量
E75-F2407.524.0
E85-F2558.525.5
E95-F2709.527.0標準等級・住宅梁
E105-F30010.530.0高等級・主構造
E120-F33012.033.0大型梁・大スパン
E150-F36015.036.0最高等級・特殊用途

LVL(単板積層材, Laminated Veneer Lumber)

薄単板(2〜4mm)を繊維方向を平行にして積層接着。集成材より高強度で寸法安定性◎。梁・桁・柱・造作材に使用。

  • 厚さ: 30・38・45・60・90・105mm 等
  • 幅: 89・105・120・140・180・210・240・286mm 等
  • 長さ: 最大12m程度まで対応
  • 規格: JAS LVL(構造用)

CLT(直交集成板, Cross Laminated Timber)

板材を繊維方向を直交させて積層した板状材料。中・大規模木造建築・床版・壁版として使用。

  • 厚さ: 36・60・90・105・120・150・180・210mm 等
  • 幅: 1000・1200・2000・3000mm 等
  • 長さ: 最大12〜16m
  • 規格: JAS CLT(直交集成板)

化粧集成材との違い

化粧集成材は表面に化粧用のラミナを貼った内装造作向け。構造用集成材は許容応力度設計の対象で、強度等級が表示されています。発注時は用途に合った等級を選定してください。

樹種別の特性(SPF・スギ・ヒノキ・ヒバなど)

樹種気乾比重曲げ強度(N/mm²)耐久性価格目安主な用途
スギ(杉)0.3855-70柱・梁・造作・国産最汎用
ヒノキ(檜)0.4470-90高(防腐◎)中-高土台・柱・神社仏閣・高級住宅
ヒバ(翌桧)0.4575-90非常に高(ヒノキチオール)中-高土台・浴室・耐朽性◎
マツ(松/アカマツ)0.5485-100梁・垂木・粘り強さ◎
ベイマツ(米松/Douglas Fir)0.5595-115集成材・構造材・梁
ベイヒバ(米ヒバ)0.4975-90土台・水回り
ベイツガ(米栂)0.4570-85低-中低-中構造材・造作
SPF(カナダ材)0.4260-802×4工法・DIY汎用
ホワイトウッド0.4260-75集成材・柱(防腐処理併用)
レッドウッド0.5080-95外装・デッキ
ラワン0.4870-85合板・家具
ケヤキ(欅)0.69110-135大黒柱・社寺・高級家具
ナラ(楢/オーク)0.68100-120中-高中-高床材・家具・樽
タモ(梣)0.65100-115家具・野球バット
0.2935-50中(虫害強)箪笥・軽量家具
バルサ0.1210-15模型・軽量構造

気乾比重=含水率15%時の密度(g/cm³)。曲げ強度は繊維方向の代表値。実設計はJAS格付け・MSR等級の基準強度を使用。

JAS製材の等級・機械等級区分(MSR)

等級基準用途
特等節・割れほとんどなし最高品質化粧材
1等節・割れが少ない構造主要部材・化粧材
2等節・割れがやや多い一般構造材
3等節・割れが多い下地材・低荷重部

機械等級区分(MSR・Mechanical Stress Rating)

ヤング率の機械測定で等級分けされた構造用材。E50〜E150(GPa単位)の数値が大きいほど高剛性・高強度。E70・E90・E110・E130が一般的。集成材の強度等級(F225〜F360)と組み合わせてE105-F300等と表示されます。

尺モジュールとメートルモジュール

日本の住宅は伝統的に尺モジュール(910mm基準)で設計されてきましたが、近年はメートルモジュール(1000mm基準)を採用する住宅メーカーも増えています。

区分基本グリッド柱間隔特徴
尺モジュール910mm(3尺)910mm or 1820mm畳・襖・障子等の伝統建具と相性◎
メーターモジュール1000mm1000mm or 2000mm廊下・階段が広く取れる・バリアフリー◎
2×4工法455mm or 910mm455・910mm2×4材の規格寸法に合わせる

尺寸法とメートル換算

尺貫法メートル法用途
1分3.03 mm
1寸30.3 mm板厚・厚胴縁
1寸5分45.5 mm胴縁・垂木幅
3寸5分(柱)106 mm ≒ 105角標準柱
4寸(柱)121 mm ≒ 120角太柱・通し柱
1尺303 mm
3尺910 mm1間の半分・柱間
6尺1820 mm1間・柱間

プレカットとの関係

プレカット工場では尺モジュール住宅・メーターモジュール住宅の両方に対応。CADデータから自動切削するため、注文時は基本モジュール・柱間隔・通し柱位置を明確にします。プレカット材の精度は±0.5〜2mmで、現場合わせの手刻みより高精度です。

木材寸法 主要一覧表(全25種)

呼び名分類呼び寸法実寸法用途
1×42×4工法材1×4インチ19×89 mm枠組壁工法の幕板・下地
1×62×4工法材1×6インチ19×140 mm枠組壁工法の幕板
2×42×4工法材2×4インチ38×89 mm壁スタッド・根太(最汎用)
2×62×4工法材2×6インチ38×140 mm2×6工法の壁・床根太
2×82×4工法材2×8インチ38×184 mm床根太・屋根垂木
2×102×4工法材2×10インチ38×235 mm梁・大スパン根太
2×122×4工法材2×12インチ38×286 mm階段桁・大梁
4×42×4工法材4×4インチ89×89 mmポスト・柱
105角在来工法 柱材105×105 mm105×105 mm木造住宅の標準柱(管柱)
120角在来工法 柱材120×120 mm120×120 mm通し柱・太い柱
150角在来工法 柱材150×150 mm150×150 mm伝統建築・神社仏閣
105×150在来工法 梁材105×150 mm105×150 mm一般住宅の梁
105×240在来工法 梁材105×240 mm105×240 mm大スパン梁
18×45造作材 胴縁18×45 mm壁下地の水平胴縁・竪胴縁
21×45造作材 胴縁21×45 mm通気胴縁(外壁通気工法)
30×40造作材 胴縁30×40 mm下地胴縁・天井下地
40×40造作材 野縁野縁40角40×40 mm天井下地の野縁
45×45造作材 野縁・垂木野縁45角・垂木45角45×45 mm天井下地・小屋屋根垂木
45×75造作材 垂木垂木2寸5分45×75 mm母屋間隔910mm時の垂木
15×90造作材 貫1寸貫(5分×3寸)15×90 mm真壁の貫・土壁下地
15×105造作材 貫1寸5分貫15×105 mm大断面貫・伝統建築
3×6板 (サブロク)合板910×1820 mm910×1820 mm構造用・内装下地標準
4×8板 (シハチ)合板1220×2440 mm1220×2440 mm大面積・ツーバイフォー用
3×8板合板910×2440 mm910×2440 mm縦長構造用

よくある質問

Q. 2×4材の実際のサイズは?

A. 呼び寸法は2インチ×4インチ(約50×100mm)ですが、実寸法は38×89mm。製材後の乾燥収縮と仕上げカンナ削りで縮小しています。設計時は必ず実寸法で計算してください。

Q. 105角の柱は本当に105mm?

A. はい、在来工法の柱は呼び寸法=実寸法で105×105mmです。これは元々「3寸5分(106mm)」をミリ表記で105mmとしたもの。プレカット工場では含水率15%以下で105±0.5mmの精度で出荷されます。

Q. 貫と胴縁の違いは?

A. 貫(ぬき)=柱に水平に通す構造補強材で15×90mm等の薄い板。土壁や真壁の下地。胴縁(どうぶち)=外壁・内装の仕上材を留める下地材で18×45mm等が標準。役割が異なり、貫は構造、胴縁は仕上下地です。

Q. 垂木のサイズはどう決める?

A. 母屋間隔(スパン)と荷重(積雪・屋根材)で決定。一般住宅は45×60mm(間隔455mm)・45×75mm(間隔910mm)が標準。豪雪地帯・大スパンは45×90mm以上、2×4工法は2×6・2×8を屋根垂木に使用。

Q. 根太レス工法とは?

A. 従来の根太(45×60等)を省略し、24mm以上の構造用合板を直接大引や床梁に張る工法。床剛性が向上し水平構面として耐震性に寄与。施工も省力化。1995年阪神大震災以降に普及。

Q. ホームセンターで買える木材サイズは?

A. 代表的: SPF 2×4(38×89)・1×4(19×89)各種長さ、ホワイトウッド集成材、スギKD材、合板12mm/9mm(サブロク・シハチ)、垂木45×45・野縁30×40等。最大3640mm長まで一般在庫。それ以上は受注。

Q. SPFとJ-Gradeの違いは?

A. SPF=カナダ産のスプルース・パイン・ファーの混合材で2×4工法の標準。J-Grade(ジェイグレード)=日本市場向けに強度等級・寸法精度を高めた選別品で、節・割れが少ない。J-GradeはSPFより1〜2割高価。

Q. 105角と120角どちらを選ぶ?

A. 一般住宅は105角(管柱)が標準でコスト◎。耐震性・伝統的太さを求めるなら120角。通し柱は120角以上が推奨。豪雪地帯・大開口住宅では120角以上を主筋に使うのが望ましい。

Q. サブロクとシハチの違いは?

A. サブロク=3尺×6尺=910×1820mm(日本標準)。シハチ=4尺×8尺=1220×2440mm(欧米標準・2×4工法用)。在来工法の住宅はサブロク中心、2×4工法はシハチ中心で使い分けます。

関連する早見表

参考規格・出典

  • JAS 構造用製材(日本農林規格・農林水産省)
  • JAS 機械等級区分構造用製材(MSR等級)
  • JAS 構造用集成材(E105-F300等の強度等級)
  • JAS 構造用LVL(単板積層材)
  • JAS 直交集成板(CLT)
  • JAS 構造用合板(特類・1類・2類)
  • JIS A 5905「繊維板」(MDF・ハードボード)
  • JIS A 5908「パーティクルボード」
  • 公共建築木造工事標準仕様書(国土交通省)
  • 日本建築学会「木質構造設計規準・同解説」
  • 林野庁・日本合板工業組合連合会・木材利用推進中央協議会 公開資料
⚠ 注意: 樹種強度・寸法は代表値・標準値です。最終的には流通材のJAS格付け・製材所の実物寸法・含水率・MSR等級を必ず確認してください。プレカット工場・製材所により若干の寸法差異(±0.5〜2mm)があります。実設計ではJAS規格の基準強度・許容応力度を用いてください。

最終更新: 2026-04-16

広告