スペック早見表

グリースニップル規格早見表(JIS B 1575)

グリースニップルは1形がM6×0.75(六角7mm)、2〜5形がR1/8(六角10mm)。旧B形は4形(65°〜67.5°)、旧C形は5形(90°)です。JIS B 1575の形式と寸法を並べました。

🛢️ グリースニップル 判断即答ボックス

1形(平行ねじ立形)M6×0.75六角7mm・ねじ長さ4
2形(テーパねじ立形)R1/8六角10mm・旧A−PT1/8形
旧B形4形 65°〜67.5°R1/8
旧C形5形 90°R1/8
耐圧3.5MPaで流出しないJIS B 1575
M8・M10JISの規定外本体はM6とR1/8のみ

このページについて

グリースニップルは、グリースガンで軸受などに給脂するための口金です。JIS B 1575では、形状で1形〜5形の5種類に分けられ、ねじは1形がM6×0.75(平行ねじ)、2〜5形がR1/8(テーパねじ)です。旧形式のA形・B形・C形との対応も並べました。

表1: グリースニップルの形式と寸法 — JIS B 1575 表3

記号名称ねじの呼び六角の二面幅 Sねじ部の長さ l4高さ l1 / 傾き部 l2従来の形式(参考)
1形平行ねじ立形M6×0.7574l1=8A−M6F形
2形テーパねじ立形R1/8108l1=11A−PT1/8形
3形45°エルボ形R1/8108l2=12.5—
4形65°〜67.5°エルボ形R1/8108l2=12.5B形
5形90°エルボ形R1/8108l2=12.5C形

単位はmm。JIS B 1575:2000 表1・表3。許容差はl1 ±0.2、l2 ±0.5、S 0/−0.2、l4 ±0.2。M6×0.75はJIS B 0207(精度6g)、R1/8はJIS B 0203(管用テーパねじ)。頭部の形状・寸法は全形式共通で、先端の径φ4.6±0.3、球面Sφ6.55±0.25です。

表2: 従来形(附属書3) — テーパねじMT6

形式ねじの呼び全高 H六角の二面幅 S
A-MT6×1形MT6×113.5±0.47.0
A-MT6×0.75形MT6×0.7513.5±0.47.0

単位はmm。JIS B 1575 附属書3(規定)。MTはテーパ1/16のメートルテーパねじ。新規設計では本体(1形〜5形)のニップルを使うのが望ましいとされています。

品質と取付けの決まり

  • 3.5MPaの圧力でグリースが流出しない構造であること。
  • 種類は材料で区分: 鋼製(表面硬化あり=記号H/なし)、黄銅製。表面硬化した鋼製の頭部は83HRA相当以上・硬化深さ0.1mm以上。
  • 呼び方の例: 「JIS B 1575-ISO 6392-1-2形-S20C-H」。

間違えやすいポイント

  • M8・M10のニップルをJIS品で探す — JIS B 1575本体のねじはM6×0.75とR1/8だけです。M8・M10のニップルはJISの規定外の製品です。
  • B形・C形の角度を取り違える — 旧B形は65°〜67.5°(現4形)、旧C形は90°(現5形)です。45°は3形。
  • R1/8をPT1/8と別物だと思う — 旧形式名の「A−PT1/8形」が現在の2形(R1/8)です。

よくある質問

Q1. グリースニップルのねじのサイズは?

A. 1形はM6×0.75、2〜5形はR1/8です。

Q2. グリースニップルのA形・B形・C形とは?

A. 旧形式名です。A−PT1/8形=2形、B形=4形(65°〜67.5°)、C形=5形(90°)です。

Q3. グリースニップルの六角のサイズは?

A. 1形は7mm、2〜5形は10mmです。

Q4. M8やM10のグリースニップルはJISにある?

A. JISにはありません。本体のねじはM6×0.75とR1/8だけです。

Q5. グリースニップルの耐圧は?

A. 3.5MPaでグリースが流出しない構造であることが求められています。

関連する早見表

出典・参考

  • JIS B 1575:2000「グリースニップル」(ISO 6392-1対応。2021年確認・有効) — 表1(種類及び形式)、表3(ニップルの寸法)、図1(頭部の形状・寸法)、附属書3(従来形グリースニップル)

※ 本ページは規格の寸法を引くための早見表です。機械に合うニップルは、機械メーカーの取扱説明書で確認してください。

最終更新: 2026-09-26