スペック早見表

テーパ比と角度 早見表(全角・半角・逆引き)

テーパ1/xは長さxにつき直径が1変わる比で、全角=2×tan⁻¹(1/(2x))です。1/20なら全角2.8642°・半角1.4321°。テーパ比→角度、角度→テーパ比、長さごとの直径の差の表です(式から計算した値)。

📏 テーパ 判断即答ボックス

テーパ1/20の角度は?全角2.8642°=2°51′51.1″。半角は1.4321°
刃物を送る向きと軸線の角度は?半角1/20なら1.4321°(1°25′55.5″)
片側の勾配1/20の円すいのテーパは?1/10直径の差は片側の高さの差の2倍
長さ50mmでテーパ1/20なら直径の差は?2.5mm直径の差=長さ÷x。半径では1.25mm
寸法からテーパ比を出すには?(大径−小径)÷長さ大径20・小径18・長さ40mmなら1/20
全角60°のテーパ比は?C=1.155(1/0.8660)C=2×tan(全角÷2)
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表1: テーパ比から角度を引く

テーパ比全角(度)全角
(度分秒)
半角(度)半角
(度分秒)
長さ100mmの
直径の差 mm
参考: 片側の
勾配1/xの角度
1/153.1301°53°07′48.4″26.5651°26°33′54.2″10045.0000°
1/1.536.8699°36°52′11.6″18.4349°18°26′05.8″66.66733.6901°
1/228.0725°28°04′21.0″14.0362°14°02′10.5″5026.5651°
1/318.9246°18°55′28.7″9.4623°9°27′44.4″33.33318.4349°
1/414.2500°14°15′00.1″7.1250°7°07′30.1″2514.0362°
1/511.4212°11°25′16.3″5.7106°5°42′38.1″2011.3099°
1/69.5273°9°31′38.2″4.7636°4°45′49.1″16.6679.4623°
1/87.1527°7°09′09.6″3.5763°3°34′34.8″12.57.1250°
1/105.7248°5°43′29.3″2.8624°2°51′44.7″105.7106°
1/124.7719°4°46′18.8″2.3859°2°23′09.4″8.3334.7636°
1/153.8183°3°49′05.9″1.9092°1°54′32.9″6.6673.8141°
1/163.5798°3°34′47.4″1.7899°1°47′23.7″6.253.5763°
1/202.8642°2°51′51.1″1.4321°1°25′55.5″52.8624°
1/242.3870°2°23′13.1″1.1935°1°11′36.6″4.1672.3859°
1/252.2915°2°17′29.5″1.1458°1°08′44.7″42.2906°
1/301.9097°1°54′34.9″0.9548°0°57′17.4″3.3331.9092°
1/401.4323°1°25′56.4″0.7162°0°42′58.2″2.51.4321°
1/501.1459°1°08′45.2″0.5729°0°34′22.6″21.1458°
1/1000.5730°0°34′22.6″0.2865°0°17′11.3″10.5729°
1/2000.2865°0°17′11.3″0.1432°0°08′35.7″0.50.2865°

テーパ1/xは、長さxにつき直径が1変わる比です(直径の差÷長さ)。全角は円すいの両側の母線(側面の線)がなす角、半角は軸線と母線がなす角で、全角=2×tan⁻¹(1/(2x))です。右端の列は、同じ1/xを片側の勾配(高さの差÷水平の長さ)として読んだ場合の角度で、テーパとは別の量です。

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表2: 角度からテーパ比を引く(逆引き)

全角半角テーパ比 C
=2×tan(半角)
1/xで表すと長さ100mmの
直径の差 mm
0.5°0.25°0.0087271/114.60.8727
1°0.50°0.017451/57.291.745
1.5°0.75°0.026181/38.202.618
2°1.00°0.034911/28.643.491
3°1.50°0.052371/19.095.237
4°2.00°0.069841/14.326.984
5°2.50°0.087321/11.458.732
6°3.00°0.10481/9.54110.48
7°3.50°0.12231/8.17512.23
8°4.00°0.13991/7.15013.99
10°5.00°0.17501/5.71517.50
12°6.00°0.21021/4.75721.02
15°7.50°0.26331/3.79826.33
20°10.00°0.35271/2.83635.27
30°15.00°0.53591/1.86653.59
40°20.00°0.72791/1.37472.79
45°22.50°0.82841/1.20782.84
60°30.00°1.1551/0.8660115.5
75°37.50°1.5351/0.6516153.5
90°45.00°2.0001/0.5000200.0
120°60.00°3.4641/0.2887346.4

全角が大きい(テーパ比が1を超える)ときは、1/xのxが1より小さくなります。円すいの頂点の角(全角)が分かっているときにも、この表で直径の変わり方を引けます。

表3: テーパの長さごとの直径の差(mm)

テーパ比10mm20mm30mm50mm75mm100mm150mm200mm
1/52461015203040
1/1012357.5101520
1/120.8331.6672.54.1676.258.33312.516.667
1/160.6251.251.8753.1254.6886.259.37512.5
1/200.511.52.53.7557.510
1/240.4170.8331.252.0833.1254.1676.258.333
1/300.3330.66711.6672.53.33356.667
1/500.20.40.611.5234
1/1000.10.20.30.50.7511.52

直径の差=長さ÷x です。半径の差はこの半分です。大径=小径+直径の差、小径=大径−直径の差で求めます。

使い方

  • 図面のテーパ比から角度を出す — 表1の行を引きます。1/20なら全角2.8642°(2°51′51.1″)、半角1.4321°(1°25′55.5″)です。
  • 旋盤などで傾ける角度 — 軸線に対して刃物を送る向きの角度は半角です。全角と取り違えると、直径の差が約2倍になります。刃物台の目盛りがどの線を0°として測るかは、機械ごとに確かめてください。
  • 測った寸法からテーパ比を出す — テーパ比=(大径−小径)÷長さ。大径20mm・小径18mm・長さ40mmなら2÷40=1/20です。
  • 角度からテーパ比を出す — 表2を引くか、C=2×tan(全角÷2)で計算します。全角10°ならC=0.1750(1/5.715)です。
  • 概算 — xが10以上のテーパ(1/10・1/20…)なら、全角(度)≒57.3÷xで差は0.1%未満です(1/20で2.865°)。

式と角度の測り方

  • テーパ比 — 大径D・小径d・その間の長さLで C=(D−d)÷L。このページの「テーパ1/x」はC=1/xのことです。
  • 半角 — 片側では、長さLで半径が(D−d)/2変わるので tan(半角)=(D−d)÷(2L)=C÷2。半角=tan⁻¹(C÷2)です。
  • 全角 — 両側の母線のなす角で、全角=2×半角=2×tan⁻¹(C÷2)。逆にC=2×tan(全角÷2)です。
  • 度・分・秒 — 計量単位令 別表第一 第八号で、度は円周を360等分した弧の中心に対する角度、分は度の60分の1、秒は度の3600分の1です。例: 2°51′51.1″=2+51÷60+51.1÷3600≒2.8642°。

間違えやすいポイント

  • テーパと勾配の取り違え — テーパ1/xは直径の差、勾配1/xは片側の高さの差です。両側が勾配1/xで傾いた円すいはテーパ2/x(=1/(x÷2))で、片側の勾配1/20の円すいはテーパ1/10です。
  • 全角と半角の取り違え — 1/10で全角5.7248°・半角2.8624°と2倍違います。角度がどちらで書かれているか確かめます。
  • 勾配の角度を全角とみなす — 勾配1/10の角度は5.7106°で、テーパ1/10の全角5.7248°と近いものの一致しません(表1の右端)。
  • 半径の差と直径の差 — 表3は直径の差です。片側の削り代(半径)にするには2で割ります。
  • 規格のテーパの寸法 — モールステーパなど規格のテーパの寸法はこのページに載せていません。規格のテーパ比を確かめてから表1で角度を引いてください。表1の行にない比は、全角=2×tan⁻¹(C÷2)(Cはテーパ比)で計算できます。

よくある質問

Q1. テーパ1/20の角度は?

A. 全角(両側の母線のなす角)は2.8642°(2°51′51.1″)、半角(軸線と母線のなす角)は1.4321°(1°25′55.5″)です。テーパ1/20は、長さ20につき直径が1変わる比です。

Q2. テーパ比の計算式は?

A. テーパ比=(大径−小径)÷長さ です。1/xで表すと x=長さ÷(大径−小径)。例えば大径20mm・小径18mm・長さ40mmなら 2÷40=1/20 です。

Q3. テーパの全角と半角の違いは?

A. 全角は円すいの両側の母線がなす角、半角は軸線と母線がなす角で、全角=2×半角です。全角=2×tan⁻¹(テーパ比÷2)で計算します。旋盤などで刃物を送る向きと軸線の角度は半角です。

Q4. テーパ1/xと勾配1/xの違いは?

A. テーパは直径の差÷長さ、勾配は片側の高さの差÷水平の長さです。両側が勾配1/xで傾いた円すいはテーパ2/xになります。角度も違い、1/10ではテーパの全角5.7248°・半角2.8624°、勾配の角度5.7106°です。

Q5. 角度からテーパ比を出すには?

A. テーパ比C=2×tan(全角÷2)です。全角10°ならC=0.1750(1/5.715)、全角60°ならC=1.155(1/0.8660)です。表2に主な角度をまとめています。

Q6. 度分秒と度(十進)の換算は?

A. 1分=1/60度、1秒=1/3600度です(計量単位令 別表第一 第八号)。2°51′51.1″なら 2+51÷60+51.1÷3600≒2.8642°です。

Q7. 管用テーパねじやテーパピンのテーパは?

A. このページは規格の寸法を扱っていません。管用テーパねじは管用ねじの早見表、テーパピンはピンの規格の早見表でテーパ比を確かめ、表1で角度を引いてください。表1の行にない比は、全角=2×tan⁻¹(テーパ比÷2)で計算できます。

関連する早見表

出典・参考

  • 計量単位令(平成4年政令第357号) — 別表第一 第八号(角度: ラジアン、度=円周を三百六十等分した弧の中心に対する角度、分=度の六十分の一、秒=度の三千六百分の一) — e-Gov法令検索の現行版(令和5年政令第376号による改正、2023年12月28日施行)で確認
  • テーパ比と角度の式(テーパ比=(大径−小径)÷長さ、全角=2×tan⁻¹(テーパ比÷2)、半角=tan⁻¹(テーパ比÷2))は、円すいの断面の直角三角形から当サイトが導いたものです(導き方は本文)。

※ 表の値は、上の式で当サイトが計算した値です。テーパ比は直径の差で表したものとして計算しています。テーパ比・角度・長さは計算の例として選んだ値で、規格のテーパの系列を示すものではありません。

※ 丸め(四捨五入): 度(十進)は小数第4位(表2の半角は小数第2位)、度分秒は0.1秒、テーパ比C・1/xのx・長さ100mmの直径の差(表2)は有効数字4桁です。長さの表(表1の直径の差・表3)は小数第3位まで(割り切れる値はそのまま)です。

※ 本ページは角度とテーパ比を換算するための早見表です。工作物・工具の寸法と公差は図面と規格・メーカーの資料で確認してください。

※ 本ページの表・数値は、上記の出典をもとに当サイトが計算・編集(加工)して作成したものです。出典元の機関・団体が作成したものではありません。

最終更新: 2026-10-29

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