ポート番号 早見表|ウェルノウンポート TCP/UDP 一覧
TCP/UDPの主要ポート番号38件を一覧化。SSH(22)・HTTP(80)・HTTPS(443)・DNS(53)などのウェルノウンポートに加え、MySQL(3306)・RDP(3389)・PostgreSQL(5432)といった実務で頻出する登録済みポートも収録。サーバー構築・ファイアウォール設定・ネットワークのトラブル対応にどうぞ。
📌 最頻出ポート 即答一覧
| ポート | プロトコル | サービス | ひとこと |
|---|---|---|---|
| 22 | TCP | SSH | 暗号化リモートログイン |
| 80 | TCP | HTTP | Web(暗号化なし) |
| 443 | TCP | HTTPS | Web(TLS暗号化) |
| 53 | TCP/UDP | DNS | 名前解決 |
| 21 | TCP | FTP | ファイル転送(制御) |
| 25 | TCP | SMTP | メール転送(サーバー間) |
| 587 | TCP | Submission | メール送信(メールソフト) |
| 123 | UDP | NTP | 時刻同期 |
| 3306 | TCP | MySQL | データベース接続 |
| 3389 | TCP | RDP | リモートデスクトップ |
※ オレンジ網掛けは特に頻出。全38件の詳細は下のメイン表で確認できます。
このページについて
ポート番号はTCP/UDP通信で「どのサービス宛か」を示す0〜65535の番号です。本ページではIANAの公式レジストリ(Service Name and Transport Protocol Port Number Registry)に基づき、ウェルノウンポート(0〜1023)を中心に、データベースやリモートデスクトップなど実務で頻出する登録済みポートを合わせた38件を掲載しています。
「サーバーのファイアウォールで何番を開ければいい?」「3306は何のポート?」「25番と587番はどう違う?」といった、インフラ構築・ネットワーク設定・トラブル対応の現場で頻発する疑問に即答できる構成にしました。
主要ポート番号 一覧表
番号・サービス名・用途のどれでも絞り込めます(例:「443」「ssh」「メール」)。空欄に戻すと全件表示。
| ポート番号 | TCP/UDP | サービス名 | 用途・説明 |
|---|---|---|---|
| 20 | TCP | FTP(データ) ftp-data | FTPのデータ転送用(アクティブモード時) |
| 21 | TCP | FTP(制御) | FTPの制御用。ログイン・コマンドのやり取り |
| 22 | TCP | SSH | 暗号化リモートログイン。SCP・SFTPも22番を使用 |
| 23 | TCP | Telnet | 暗号化なしのリモートログイン。現在はSSHへ移行が基本 |
| 25 | TCP | SMTP | メールサーバー間の転送。OP25Bで外向きは遮断されることが多い |
| 53 | TCP/UDP | DNS domain | 名前解決。通常の問い合わせはUDP、ゾーン転送や長い応答はTCP |
| 67 | UDP | DHCP(サーバー) bootps | IPアドレス自動割り当てのサーバー側 |
| 68 | UDP | DHCP(クライアント) bootpc | IPアドレス自動割り当てのクライアント側 |
| 69 | UDP | TFTP | 簡易ファイル転送。ネットワーク機器の設定・ファーム転送など |
| 80 | TCP | HTTP | 暗号化なしのWeb通信 |
| 110 | TCP | POP3 | メール受信(端末にダウンロード)。暗号化なし |
| 119 | TCP | NNTP | ネットニュース(Usenet)の記事転送 |
| 123 | UDP | NTP | 時刻同期 |
| 137 | UDP | NetBIOS Name Service netbios-ns | Windowsネットワークの名前解決 |
| 138 | UDP | NetBIOS Datagram netbios-dgm | Windowsネットワークのデータグラム送信 |
| 139 | TCP | NetBIOS Session netbios-ssn | NetBIOS経由のファイル共有(旧来のSMB) |
| 143 | TCP | IMAP imap4 | メール受信(サーバーと同期)。暗号化なし |
| 161 | UDP | SNMP | ネットワーク機器の監視・管理(エージェント側) |
| 162 | UDP | SNMP Trap snmptrap | 機器からの障害通知(トラップ)の受信 |
| 389 | TCP/UDP | LDAP | ディレクトリサービスへのアクセス(ユーザー情報の検索・認証) |
| 443 | TCP | HTTPS | TLSで暗号化されたWeb通信。HTTP/3ではUDPの443番を使用 |
| 445 | TCP | SMB microsoft-ds | Windowsファイル共有(NetBIOSを介さない直接SMB) |
| 465 | TCP | SMTPS submissions | TLSで暗号化されたメール送信(投稿) |
| 514 | UDP | Syslog | ログ転送(UDP)。TCPの514番は別サービス(rsh) |
| 587 | TCP | Submission | メールソフトからの送信(投稿)。SMTP認証と併用が標準 |
| 636 | TCP | LDAPS ldaps | TLSで暗号化されたLDAP |
| 993 | TCP | IMAPS imaps | TLSで暗号化されたIMAP(メール受信) |
| 995 | TCP | POP3S pop3s | TLSで暗号化されたPOP3(メール受信) |
| 1433 | TCP | SQL Server ms-sql-s | SQL Serverのデフォルト接続ポート |
| 1521 | TCP | Oracle DBリスナー (慣用) | Oracle Databaseのデファクト標準接続ポート ※IANA正式登録は別サービス(ncube-lm) |
| 3306 | TCP | MySQL mysql | MySQL・互換データベースのデフォルト接続ポート |
| 3389 | TCP | RDP ms-wbt-server | リモートデスクトップ接続 |
| 5432 | TCP | PostgreSQL postgresql | PostgreSQLのデフォルト接続ポート |
| 5900 | TCP | VNC rfb | 画面共有・リモート操作(Remote Framebuffer) |
| 6379 | TCP | Redis redis | インメモリデータベース・キャッシュサーバー |
| 8080 | TCP | HTTP代替 http-alt | 開発用Webサーバー・プロキシ・管理画面などで慣用 |
| 8443 | TCP | HTTPS代替 (慣用) | 開発・管理画面用のHTTPSとして慣用 ※IANA正式登録は別サービス(pcsync-https) |
| 27017 | TCP | MongoDB mongod | MongoDBのデフォルト接続ポート |
※ IANAレジストリと一致する確実な値のみ掲載。「慣用」と付記したものは、正式登録とは別に実務上のデファクト標準として定着している用途です。
ポート番号の3つの範囲
| 範囲 | 名称 | 説明 |
|---|---|---|
| 0〜1023 | システムポート (ウェルノウンポート) | IANAが管理する基本サービス用。HTTP・SSH・DNSなど。Linux/macOSでは待ち受けにroot権限が必要(特権ポート) |
| 1024〜49151 | ユーザーポート (登録済みポート) | IANAに申請して登録されるアプリケーション用。MySQL(3306)・PostgreSQL(5432)・RDP(3389)など |
| 49152〜65535 | 動的・プライベートポート (エフェメラルポート) | IANAは割り当てない自由領域。クライアント側の送信元ポートとしてOSが自動的に使用 |
※ 範囲の区分と管理手続きはRFC 6335で定められています。
実務Tips|ファイアウォール確認・ポート競合
ポートが開いているか確認する
接続できない時は「①サービスが待ち受けているか」「②ファイアウォールが許可しているか」の2段階で切り分けます。サーバー側では ss -tlnp(Linux)や netstat -ano(Windows)で待ち受け状態を確認し、外部からは nc -vz ホスト名 ポート番号 や PowerShellの Test-NetConnection ホスト名 -Port 443 で疎通を確認します。①がOKで②がNGなら、OSのファイアウォール(firewalld / Windows Defender ファイアウォール)やクラウドのセキュリティグループを見直します。
ポート競合(Address already in use)の対処
アプリ起動時に「Address already in use」が出たら、そのポートを別プロセスが使用中です。Windowsは netstat -ano | findstr :8080 でPIDを特定してタスクマネージャーで確認、Linuxは ss -tlnp | grep :8080 でプロセス名まで表示できます。不要なプロセスを停止するか、アプリ側の設定でポート番号を変更します。
忘れがちなポイント
DNS(53)やNTP(123)などUDPを使うサービスはTCPだけ開けても通りません。ファイアウォールのルールはプロトコル(TCP/UDP)まで含めて設定します。また、FTPのアクティブモード(20番)のようにデータ用と制御用でポートが分かれるプロトコルにも注意が必要です。
使い方・選び方のポイント
使用場面
サーバー構築時のファイアウォール設定、ネットワーク機器のACL設定、「このポートは何のサービス?」の逆引き、接続トラブルの切り分けに使います。
よくある間違い
①TCPとUDPの同じ番号を同一視する(53/TCPと53/UDPは別ポート) ②メール送信で25番を指定してOP25Bに遮断される(正しくは587番か465番) ③独自アプリをウェルノウンポート(0〜1023)で立てて権限エラーや将来の衝突を招く ④HTTPSを開けたつもりでHTTP/3のUDP 443を閉じたままにする、などが典型です。
選び方のコツ
①標準サービスはIANA登録どおりの番号を使う ②自作アプリは登録済みポートの未使用領域か49152以降を使う ③公開サーバーは必要最小限のポートだけ開ける(デフォルト拒否)。
よくある質問
Q1. ウェルノウンポートとは何ですか?
A. 0〜1023番のポートで、IANAが管理しHTTP(80)やSSH(22)など基本的なサービスに割り当てられています。LinuxやmacOSではこの範囲のポートで待ち受けるには管理者(root)権限が必要なため、特権ポートとも呼ばれます。
Q2. TCPとUDPの違いは?
A. TCPは接続を確立してデータの到達と順序を保証するプロトコル、UDPは確認応答を省いた軽量なプロトコルです。Webやメールは信頼性重視でTCP、DNSの問い合わせやNTP・音声通話などは速度重視でUDPが使われます。同じ番号でもTCPとUDPは別のポートとして扱われます。
Q3. 80番と443番の違いは?
A. 80番は暗号化なしのHTTP、443番はTLSで暗号化されたHTTPSです。現在はほとんどのWebサイトが443番で通信し、80番へのアクセスは443番へリダイレクトするのが一般的です。なおHTTP/3ではUDPの443番を使います。
Q4. 使用中のポートを確認する方法は?
A. Windowsは netstat -ano、Linuxは ss -tlnp(または netstat -tlnp)、macOSは lsof -i -P で待ち受け中のポートとプロセスを確認できます。特定のポートだけ見たい場合は findstr や grep で絞り込みます。
Q5. メール送信の25番と587番はどう使い分けますか?
A. 25番はメールサーバー同士の転送用、587番(サブミッションポート)はメールソフトからの送信(投稿)用です。迷惑メール対策のOP25B(Outbound Port 25 Blocking)により多くのプロバイダで25番の外向き通信は遮断されているため、メールソフトの送信設定には587番(または465番)を使います。
Q6. ポート番号の最大値はいくつですか?
A. 65535です。ポート番号はTCP/UDPヘッダ上の16ビットのフィールドで表されるため、0〜65535の65536個が上限になります。
Q7. 8080番はどんなポートですか?
A. http-altとしてIANAに登録されている、HTTPの代替ポートです。80番が使用中のときの開発用Webサーバー、プロキシサーバー、管理画面などで広く使われます。同様に8443番はHTTPSの代替として慣用されています。
Q8. 同じポート番号を2つのアプリで同時に使えますか?
A. 同じIPアドレス・同じプロトコル(TCPまたはUDP)では、1つのポートで待ち受けできるのは原則1プロセスだけです。使用中のポートで起動しようとすると Address already in use エラーになります。どちらかのポート番号を変更するか、使用中のプロセスを停止して解決します。
ポート番号のしくみ
ポート番号は、TCP・UDPヘッダに含まれる16ビットの識別子です。IPアドレスが「建物の住所」だとすれば、ポート番号は「部屋番号」にあたります。1台のサーバー(1つのIPアドレス)がWeb・メール・SSHなど複数のサービスを同時に提供できるのは、宛先ポート番号で通信を振り分けているためです。逆にクライアント側は、送信元として動的ポート(エフェメラルポート)を自動的に使い、同じサーバーへの複数接続を区別します。
どの番号をどのサービスに割り当てるかは、IANA(Internet Assigned Numbers Authority)が「Service Name and Transport Protocol Port Number Registry」で一元管理しています。かつてウェルノウンポートの一覧は個別のRFC(Assigned Numbers)で公開されていましたが、現在はRFC 6335によって登録手続きが整理され、オンラインのレジストリが唯一の公式情報源になっています。サービス名(ssh、httpなど)とポート番号の対応は、OSの /etc/services ファイルにもこのレジストリ由来の内容が収録されています。
ただし、レジストリへの登録は「そのポートの独占使用権」を意味しません。1521番(慣用的にOracle Databaseが使用)のように、正式登録と実務上のデファクト標準が食い違う例もあります。また、既定ポートは攻撃者のスキャン対象にもなりやすいため、SSH(22)やRDP(3389)を公開サーバーで使う場合は、番号変更・接続元制限・鍵認証などの防御を組み合わせるのが実務の定石です。
関連する早見表
- サブネットマスク早見表 — IPアドレス・CIDR表記
- HTTPステータスコード早見表 — 80/443番の上で動くHTTPの応答コード
- Linuxコマンド早見表 — ss・netstat・curl等の使い方
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- 正規表現早見表 — ログからポート番号・IPを抽出
関連規格・出典
- IANA Service Name and Transport Protocol Port Number Registry — サービス名とポート番号の公式レジストリ
- RFC 6335(2011) — サービス名・ポート番号レジストリの管理手続きと範囲区分の定義
最終更新: 2026-07-02