スペック早見表

イモネジ(六角穴付き止めねじ)の六角レンチサイズ早見表(JIS B 1177)

イモネジの六角レンチはM4=2mm、M5=2.5mm、M6=3mm、M8=4mm、M10=5mm、M12=6mm。同じM8でもキャップボルト(6mm)より小さいレンチを使います。JIS B 1177のM1.6〜M24を、先端形状の寸法とあわせて並べました。

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M6のイモネジ六角レンチ3mmM5=2.5・M4=2
M8のイモネジ六角レンチ4mmキャップボルトM8は6mm
M10・M125mm・6mmM16=8・M20=10・M24=12
M3のイモネジ1.5mmM2.5=1.3・M2=0.9
M8の六角穴の深さ5mm以上M8×8の短いものは3mm以上
規格の範囲M1.6〜M24呼び長さは最長60mm

このページについて

六角穴付き止めねじ(ホーローセット・イモネジ)は、頭のない六角穴付きのねじで、軸にプーリーやカラーを固定するときに使います。寸法はJIS B 1177で決まっていて、六角レンチのサイズ(六角穴の対辺s)と、先端の形(平先・とがり先・棒先・くぼみ先)ごとの寸法が規定されています。同じ呼び径でも六角穴付きボルト(キャップボルト)よりレンチが小さいのがつまずきどころです。

表1: 六角レンチのサイズ・六角穴の深さ・呼び長さ — JIS B 1177

よく使う:
ねじの呼びピッチ P六角レンチ
対辺 s 呼び
穴深さ t 最小
通常の長さ
穴深さ t 最小
最も短い長さ
呼び長さ l
規格表の範囲
M1.60.350.7mm1.50.72〜8
M20.40.9mm1.70.82〜10
M2.50.451.3mm21.22.5〜12
M30.51.5mm21.23〜16
M40.72mm2.51.54〜20
M50.82.5mm325〜25
M613mm3.526〜30
M81.254mm538〜40
M101.55mm6410〜50
M121.756mm84.812〜60
M1628mm106.416〜60
M202.510mm12820〜60
M24312mm151025〜60

単位はmm。JIS B 1177:2007 表2〜表5(4種の先端形状で共通の値)。穴深さtは、規格表で網かけされた短い呼び長さのねじには小さいほうの値(右列)が適用されます(平先ではM3×3・M6×6・M8×8など、呼び長さが呼び径と同じもの。先端形状によって網かけの範囲は少し違います)。呼び長さは規格表に値が載っている範囲で、推奨する呼び長さは規格表の太線枠内とされています。

表2: 先端形状ごとの寸法

ねじの呼び平先・棒先
先端径 dp
とがり先
先端径 dt 最大
くぼみ先
くぼみ径 dz
棒先 z
短い棒先
棒先 z
長い棒先
M1.60.55〜0.800.40.55〜0.800.40〜0.650.80〜1.05
M20.75〜1.000.50.75〜1.000.50〜0.751.00〜1.25
M2.51.25〜1.500.650.95〜1.200.63〜0.881.25〜1.50
M31.75〜2.000.751.15〜1.400.75〜1.001.50〜1.75
M42.25〜2.5011.75〜2.001.00〜1.252.00〜2.25
M53.2〜3.51.252.25〜2.501.25〜1.502.50〜2.75
M63.7〜4.01.52.75〜3.001.50〜1.753.00〜3.25
M85.2〜5.524.7〜5.02.00〜2.254.0〜4.3
M106.64〜7.002.55.7〜6.02.50〜2.755.0〜5.3
M128.14〜8.5037.64〜8.003.00〜3.256.0〜6.3
M1611.57〜12.0049.64〜10.004.0〜4.38.00〜8.36
M2014.57〜15.00513.57〜14.005.0〜5.310.00〜10.36
M2417.57〜18.00615.57〜16.006.0〜6.312.00〜12.43

単位はmm。範囲は「最小〜最大」。JIS B 1177:2007 表2(平先)・表3(とがり先)・表4(棒先)・表5(くぼみ先)。平先と棒先の先端径dpは同じ値です。棒先の短い棒先は網かけの短い呼び長さに、長い棒先はそれ以外に適用されます。とがり先の先端角は、短い呼び長さで120°、それより長いもので90°です。

先端形状の使い分け

先端形対応ISOよく使われる場面
平先先端が平らISO 4026軸を傷つけにくい。Dカット面や平らな面に当てる
とがり先円すい形ISO 4027軸のくぼみ(円すい穴)に入れて位置を決める
棒先先端に円柱ISO 4028軸の穴や溝に差し込んで回り止め・位置決め
くぼみ先先端がすり鉢状ISO 4029丸軸に食い込ませて固定する

形・対応ISOはJIS B 1177:2007 表1・図1〜図4。「よく使われる場面」は一般的な使い分けの目安で、規格の規定ではありません。

キャップボルトとはレンチが違う

同じM8でも、六角穴付きボルト(キャップボルト)の六角レンチは6mm、六角穴付き止めねじは4mmです。M6なら5mmと3mm、M10なら8mmと5mm、M12なら10mmと6mm。止めねじは頭がないぶん六角穴も小さく、キャップボルトと同じ感覚でレンチを選ぶと入りません。キャップボルト側の寸法は六角穴付きボルト寸法にまとめています。

止めねじの六角穴は浅いのも特徴です。M6で3.5mm、M8で5mm、M12で8mm(いずれも最小値)。さらに呼び長さが呼び径と同じくらい短いものは、規格上の穴深さがもっと浅くなります(M6×6なら2mm、M8×8なら3mm)。短いイモネジほどなめやすいのは、この効きしろの差です。

間違えやすいポイント

  • キャップボルトと同じレンチを使う — M8の止めねじは4mm、キャップボルトは6mm。
  • 短いイモネジを強く締める — 呼び長さが短いものは六角穴の深さが規格上も浅く(M8×8で3mm)、なめやすい。
  • とがり先を平らな軸にそのまま当てる — とがり先は相手側のくぼみに入れて使う形です。
  • 強度をボルトの強度区分で考える — 鋼の止めねじの強度区分は45H(JIS B 1053)など、止めねじ用の体系です。
  • M24を超えるサイズを探す — JIS B 1177の範囲はM1.6〜M24です。

よくある質問

Q1. M8のイモネジ(止めねじ)に使う六角レンチのサイズは?

A. 4mmです(JIS B 1177の対辺sの呼び)。同じM8でもキャップボルトは6mmです。

Q2. M6のホーローセットは何ミリの六角レンチ?

A. 3mmです。M4=2・M5=2.5・M8=4・M10=5・M12=6mmです。

Q3. 平先・とがり先・棒先・くぼみ先はどう違う?

A. 先端の形の違いです。平先=平ら、とがり先=円すい、棒先=先端に円柱、くぼみ先=すり鉢状で、それぞれISO 4026〜4029に対応します。

Q4. イモネジの六角穴の深さはどれくらい?

A. 最小値でM4=2.5・M6=3.5・M8=5・M12=8mm。呼び長さが短いもの(M6×6、M8×8など)は浅く、M6で2mm、M8で3mmです。

Q5. 棒先の「短い棒先」と「長い棒先」の違いは?

A. 呼び長さで決まります。短い呼び長さは短い棒先、それ以外は長い棒先で、M6なら1.50〜1.75mmと3.00〜3.25mmです。

Q6. イモネジの規格はどこまでのサイズ?

A. M1.6〜M24(部品等級A)で、呼び長さは規格表で最長60mmまでです。

関連する早見表

出典・参考

  • JIS B 1177:2007「六角穴付き止めねじ」(ISO 4026〜4029:2003を一体化) — 表1(種類)、表2(平先)、表3(とがり先)、表4(棒先)、表5(くぼみ先)の寸法、注b) e最小=1.14 s最小、注d)・e)網かけの有無による適用、表6(製品仕様: 鋼の強度区分45H、ねじの公差域クラス6g、部品等級A)

※ 本ページは規格の寸法を引くための早見表です。実際の部品選定では、メーカーの製品仕様を確認してください。キャップボルトの六角レンチの値は、当サイトの六角穴付きボルト寸法(JIS B 1176)によります。

最終更新: 2026-09-24