スペック早見表

六角形・八角形の対辺と対角 早見表(正多角形の係数・面積)

正六角形の対角(外接円の直径)は対辺の2/√3≒1.1547倍、正八角形は約1.0824倍、正方形は√2≒1.4142倍です。3〜12角形の外接円・内接円の直径(偶数の角数では対角・対辺)・一辺・面積・内角の係数と、六角材・八角材・四角材の対辺から対角(六角・八角は断面積も)を引く表、丸棒から削り出せる最大の対辺を、正多角形の式から計算しました(角の面取り・丸みのない理論値)。

📐 正多角形の寸法 判断即答ボックス

対辺10mmの六角材の対角は?11.55mm=10×2/√3。角が面取りされた実物はこれより小さい
対辺から対角を出すには?六角×1.1547・八角×1.0824・四角×1.4142角がとがっているとした理論値(表3)
φ20の丸棒から削り出せる六角は?対辺17.32mmまで=20×√3/2。角が外周に接する理論上の最大(表4)
六角材の断面積は?0.8660×対辺²対辺20mmなら346.4mm²。重さ=断面積×長さ×密度(単位をそろえる)
五角形など奇数の角数の「対辺」は?2辺の間の距離としては無い平行な辺がない。辺〜向かいの頂点=(外接円の直径+内接円の直径)÷2
正多角形の内角は?(n−2)×180°÷n五角108°・六角120°・八角135°
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表1: 正多角形の寸法の係数(一辺 a=1)

角数
n
形内角外接円の直径 D
偶数nは対角
内接円の直径 d
偶数nは対辺
頂点〜向かいの辺
奇数nのみ
頂点どうしの
最大距離
奇数nのみ
面積 A
(×a²)
3正三角形60°1.1547010.5773500.8660251.0000000.433013
4正方形90°1.4142141.000000——1.000000
5正五角形108°1.7013021.3763821.5388421.6180341.720477
6正六角形120°2.0000001.732051——2.598076
7正七角形128.5714°
128°34′17″
2.3047652.0765212.1906432.2469803.633912
8正八角形135°2.6131262.414214——4.828427
9正九角形140°2.9238042.7474772.8356412.8793856.181824
10正十角形144°3.2360683.077684——7.694209
11正十一角形147.2727°
147°16′22″
3.5494663.4056873.4775763.5133379.365640
12正十二角形150°3.8637033.732051——11.196152

※ 一辺の長さに掛けて使います(面積は一辺の2乗に掛けます)。例: 一辺10mmの正六角形は、対角20mm・対辺17.32mm・面積259.8mm²(=2.598076×10²)。奇数の角数(3・5・7・9・11)には平行な辺も向かい合う頂点もないため、外接円・内接円の直径D・dは、どの向きに挟んでも測れる寸法になりません。1つの辺に当てて挟んだ寸法が「頂点〜向かいの辺」(=(D+d)÷2)で、挟んだときの最小の幅です。最大の幅は「頂点どうしの最大距離」(正三角形では一辺、ほかは最も長い対角線)です。

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表2: 対辺(内接円の直径)・対角(外接円の直径)を1としたときの係数

角数
n
内接円の直径 d=1
(偶数nは対辺=1)
外接円の直径 D=1
(偶数nは対角=1)
D一辺 a面積
(×d²)
d一辺 a面積
(×D²)
32.0000001.7320511.2990380.5000000.8660250.324760
41.4142141.0000001.0000000.7071070.7071070.500000
51.2360680.7265430.9081780.8090170.5877850.594410
61.1547010.5773500.8660250.8660250.5000000.649519
71.1099160.4815750.8427560.9009690.4338840.684103
81.0823920.4142140.8284270.9238800.3826830.707107
91.0641780.3639700.8189330.9396930.3420200.723136
101.0514620.3249200.8122990.9510570.3090170.734732
111.0422170.2936260.8074730.9594930.2817330.743381
121.0352760.2679490.8038480.9659260.2588190.750000

※ 左の3列は対辺(内接円の直径)に、右の3列は対角(外接円の直径)に掛けます。例: 対辺20mmの正八角形は、対角20×1.082392≒21.65mm・一辺20×0.414214≒8.28mm。右の d の列(=cos(180°÷n))は、直径Dの丸棒から削り出せる最大の正n角形の内接円の直径の係数です(表4)。右の一辺 a の列(=sin(180°÷n))は、PCDの穴位置の早見表の弦長係数と同じ値です。

表3: 六角材・八角材・四角材の対辺→対角・断面積

対辺 s
mm
六角
対角 mm
六角
断面積 mm²
八角
対角 mm
八角
断面積 mm²
四角
対角 mm
55.7721.655.4120.717.07
66.9331.186.4929.828.49
78.0842.447.5840.599.90
89.2455.438.6653.0211.31
910.3970.159.7467.1012.73
1011.5586.6010.8282.8414.14
1112.70104.811.91100.215.56
1213.86124.712.99119.316.97
1315.01146.414.07140.018.38
1416.17169.715.15162.419.80
1517.32194.916.24186.421.21
1618.48221.717.32212.122.63
1719.63250.318.40239.424.04
1820.78280.619.48268.425.46
1921.94312.620.57299.126.87
2023.09346.421.65331.428.28
2124.25381.922.73365.329.70
2225.40419.223.81401.031.11
2326.56458.124.90438.232.53
2427.71498.825.98477.233.94
2528.87541.327.06517.835.36
2630.02585.428.14560.036.77
2731.18631.329.22603.938.18
2832.33679.030.31649.539.60
2933.49728.331.39696.741.01
3034.64779.432.47745.642.43
3135.80832.333.55796.143.84
3236.95886.834.64848.345.25
3338.11943.135.72902.246.67
3439.261,00136.80957.748.08
3540.411,06137.881,01549.50
3641.571,12238.971,07450.91
3742.721,18640.051,13452.33
3843.881,25141.131,19653.74
3945.031,31742.211,26055.15
4046.191,38643.301,32556.57
4551.961,75448.711,67863.64
5057.742,16554.122,07170.71
5563.512,62059.532,50677.78
6069.283,11864.942,98284.85
6575.063,65970.363,50091.92
7080.834,24475.774,05998.99
7586.604,87181.184,660106.07
8092.385,54386.595,302113.14
8598.156,25792.005,985120.21
90103.927,01597.426,710127.28
95109.707,816102.837,477134.35
100115.478,660108.248,284141.42

※ 対角は 六角=s×2/√3、八角=s÷cos22.5°、四角=s×√2、断面積は 六角=(√3/2)s²、八角=2(√2−1)s² で計算しました(四角の断面積はs²)。角の面取り・丸みのない、とがった角の理論値です。実物の六角材・六角ボルトの頭・ナットは角が面取りされたり丸められたりしているため、測った対角はこの値より小さくなります。対辺は計算の例として選んだ値で、材料や部品の規格の寸法を示すものではありません(ボルト・ナットの二面幅はスパナサイズの早見表)。

表4: 丸棒の径から削り出せる最大の対辺

丸棒の径 D
mm
四角(正方形)
対辺 mm
六角
対辺 mm
八角
対辺 mm
φ53.534.334.61
φ64.245.195.54
φ85.656.927.39
φ107.078.669.23
φ128.4810.3911.08
φ139.1911.2512.01
φ1510.6012.9913.85
φ1611.3113.8514.78
φ1913.4316.4517.55
φ2014.1417.3218.47
φ2215.5519.0520.32
φ2517.6721.6523.09
φ2819.7924.2425.86
φ3021.2125.9827.71
φ3222.6227.7129.56
φ3524.7430.3132.33
φ3625.4531.1733.25
φ4028.2834.6436.95
φ4531.8138.9741.57
φ5035.3543.3046.19
φ5538.8947.6350.81
φ6042.4251.9655.43
φ6545.9656.2960.05
φ7049.4960.6264.67
φ7553.0364.9569.29
φ8056.5669.2873.91
φ9063.6377.9483.14
φ10070.7186.6092.38

※ 対辺=D×cos(180°÷n)(四角=D÷√2、六角=D×√3/2、八角=D×cos22.5°)で、正n角形の角(頂点)が丸棒の外周にちょうど接するときの値で、小数第2位で切り捨てています。これより大きい対辺では角が欠けます。実際の加工では、丸棒の径の公差・削り代・角の面取りを見込んで、この値より小さく決めてください。逆に、対辺sを取るのに要る丸棒の最小の径は表3の対角です(四捨五入値なので端数は切り上げて見ます)。

使い方

  • 対辺から対角を出す — 六角は対辺×1.1547、八角は×1.0824、四角は×1.4142(表3)。例: 対辺17mmの六角材の対角は19.63mm(角がとがっているとした値)。穴や筒に入るか、チャックでつかめるかの目安になります。
  • 丸棒から削り出す — 六角の対辺は丸棒の径×0.8660、四角は×0.7071、八角は×0.9239が理論上の最大です(表4)。φ20なら六角17.32mm・四角14.14mm・八角18.47mm(切り捨て)。
  • 角材の角を落として八角にする — 対辺sの角材の4つの角を、同じ大きさのC面で落とすと正八角形になるのは C=s×(1−1/√2)≒0.2929s のときです。角材20mmなら C≒5.86mm、八角の一辺は約8.28mm(C面の表し方は面取り記号の早見表)。
  • 断面積から重さを出す — 重さ=断面積×長さ×密度。mm²×mm÷1,000でcm³、×g/cm³でgです。対辺20mmの六角材の断面積は346.4mm²です(表3)。密度は比重・密度の早見表で引きます。
  • 奇数の角数の部品を測る — 頂点〜向かいの辺=(外接円の直径+内接円の直径)÷2(表1)。正五角形なら一辺の約1.5388倍です。

計算式と導き方

  • 基本の三角形 — 中心と1つの辺の両端を結ぶと、頂角360°÷nの二等辺三角形がn個できます。頂角の半分を θ=180°÷n とすると、半分の辺(a÷2)・中心から頂点(D÷2)・中心から辺(d÷2)が直角三角形をつくります。
  • 一辺・対辺・対角の関係 — a=D×sinθ=d×tanθ、d=D×cosθ。偶数nでは向かい合う頂点・辺があるので、対角=D、対辺=dです。
  • 面積 — 二等辺三角形n個の合計で、A=n×a×d÷4=(n/4)×a²÷tanθ=(n/4)×d²×tanθ=(n/8)×D²×sin2θ。正六角形は(√3/2)×対辺²、正八角形は2(√2−1)×対辺²です。
  • 内角 — (n−2)×180°÷n。七角形は128.571…°、十一角形は147.272…°で割り切れません。
  • 奇数nの幅 — 頂点は向かいの辺の中点と中心を通る直線の上にあるので、頂点〜向かいの辺=D÷2+d÷2。頂点どうしの最大距離=D×cos(90°÷n)で、正五角形では一辺の(1+√5)/2≒1.6180倍です。
  • 角度の単位 — 度は円周を360等分した弧の中心に対する角度、1′=1/60°、1″=1/3600°です(計量単位令 別表第一)。

間違えやすいポイント

  • 実物の対角を計算値で決める — 六角ボルトの頭・ナット・六角材の角は面取りや丸みがあり、測った対角は計算値より小さくなります。部品の対角の規格値は、それぞれの規格で確認してください。
  • 一辺と対辺の取り違え — 正六角形の一辺は対角の半分(=対辺÷√3≒0.5774×対辺)です。対辺17mmなら一辺は約9.81mmです。
  • 奇数の角数で「対辺」を使う — 五角形などには平行な辺がないので、2つの辺の間の距離としての対辺はありません。図面で寸法を読むときは、内接円の直径か、頂点〜向かいの辺かを確かめます。
  • 丸棒の径ちょうどで削り出す — 表4の値は角が外周に接する理論上の最大で、径の公差や削り代があると角が欠けます。

よくある質問

Q1. 六角形の対辺から対角を求める式は?

A. 対角=対辺×2/√3≒対辺×1.1547です(角がとがっているとした理論値)。対辺10mmなら約11.55mm、対辺17mmなら約19.63mmです。一辺は対角の半分です。

Q2. 六角形の対角から対辺を求めるには?

A. 対辺=対角×√3/2≒対角×0.8660です。対角20mmなら対辺は約17.32mmです。直径Dの丸棒から削り出せる最大の六角の対辺も、同じくD×√3/2です。

Q3. 八角形の対辺と対角・一辺の関係は?

A. 正八角形は対角=対辺÷cos22.5°≒対辺×1.0824、一辺=対辺×tan22.5°=対辺×(√2−1)≒対辺×0.4142です。断面積は2(√2−1)×対辺²≒0.8284×対辺²です。

Q4. 丸棒から削り出せる最大の六角・四角の対辺は?

A. 丸棒の径Dに対して、六角はD×√3/2≒D×0.8660、四角はD÷√2≒D×0.7071、八角はD×cos22.5°≒D×0.9239です。φ20なら六角17.32mm・四角14.14mmです。角が外周にちょうど接する理論上の最大なので、実際は径の公差や削り代を見込んで小さく決めます。

Q5. 正六角形の面積の公式は?

A. 対辺をsとするとA=(√3/2)×s²≒0.8660×s²、一辺をaとすると A=(3√3/2)×a²≒2.5981×a² です。対辺20mmなら約346.4mm²です。

Q6. 五角形など奇数の角数の対辺は?

A. 奇数の角数の正多角形には平行な辺がないため、2つの辺の間の距離としての対辺はありません。1つの辺から向かいの頂点までの距離は(外接円の直径+内接円の直径)÷2で、正五角形では一辺の約1.5388倍です(内接円の直径は約1.3764倍、外接円の直径は約1.7013倍)。

Q7. 実物の六角ボルトや六角材の対角が計算値より小さいのはなぜ?

A. 計算値は角がとがった正六角形の値ですが、実物の六角ボルトの頭・ナット・六角材は角が面取りされたり丸められたりしているためです。部品の対角の規格値は、それぞれの規格で確認してください。

関連する早見表

出典・参考

  • 計量単位令(平成四年政令第三百五十七号)別表第一 第一号(長さ: メートル)・第八号(角度: ラジアン=円の半径に等しい長さの弧の中心に対する角度、度=円周を360等分した弧の中心に対する角度、分=度の1/60、秒=度の1/3600)・第十号(面積: 平方メートル)、第四条・別表第四(接頭語 ミリ=10の3乗分の1)・別表第五 第一号(平方メートルの接頭語は乗数の2乗) — e-Gov法令検索の現行条文(令和五年政令第三百七十六号による改正、2023年12月28日施行。2026年11月1日に取得)で確認
  • 計算式(正多角形の一辺・内接円・外接円・面積・内角・幅の関係)は、当サイトが上の単位の定義のもとで三角関数から導いたものです(導き方は本文)。

※ 表の値はすべて、θ=180°÷n として a=D×sinθ=d×tanθ、A=n×a×d÷4、内角=(n−2)×180°÷n などの式から当サイトが計算した値です。有効数字60桁で計算してから四捨五入し、頂点の座標から数値で求めた辺の長さ・面積・内角・挟んだときの幅と一致することを確かめています。

※ 丸め: 四捨五入。係数は小数第6位、長さ(対角・対辺)は小数第2位(0.01mm。表4だけは切り捨て)、断面積は有効数字4桁(1,000以上は整数)、角度は小数第4位と度分秒(1″)。本文の「≒1.1547」などは小数第4位に丸めた値です。

※ 本ページの値は、角の面取り・丸み、寸法の公差を含まない幾何学的な理論値です。表の寸法は計算の例として選んだ値で、材料・部品の規格の寸法を示すものではありません。部品の設計・加工の判断は、図面・規格と有資格者・メーカーの資料の確認のうえで行ってください。

※ 本ページの表・数値は、上記の出典をもとに当サイトが計算・編集(加工)して作成したものです。出典元の機関・団体が作成したものではありません。

最終更新: 2026-11-01

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