キャスター選び早見表|車輪径と耐荷重・自在と固定の組み合わせ・材質の使い分け
キャスター選びで効くのは「耐荷重の数え方」と「自在と固定の組み合わせ」です。4個付けても床の凹凸で3輪しか接地しない前提で余裕を見るのが基本。材質ごとの得意・不得意もまとめました。
🛞 キャスター 判断ボックス
耐荷重の考え方総重量÷3+余裕4輪でも3輪接地の想定
車輪径が大きい転がりが軽く段差に強い小径は取り回し重視
重い荷を運ぶ前=固定・後=自在直進が安定する
軽い荷・小回り前=自在・後=固定押して曲げやすい
静音重視ゴム車輪床を傷つけにくい
重荷重・始動の軽さナイロン/ウレタンウレタンは両者の中間
このページについて
キャスターは「耐荷重の数字」だけで選ぶと失敗します。床の不陸(凹凸)で4輪のうち3輪しか接地しないことが普通にあり、さらに段差の乗り越えでは瞬間的に大きな力がかかるためです。本ページは荷重の見方・車輪径・配置・材質という4つの判断軸をまとめた早見表です。具体的な許容荷重・適合する取付寸法はメーカーのカタログ値を確認してください。
表1: 車輪の材質で選ぶ
| 材質 | 長所 | 短所 | 向いている場面 |
|---|---|---|---|
| ゴム | 弾性があり静音・床を傷つけにくい | 摩擦が大きく動き出しが重い・耐油/耐候に弱い | 屋内・静かさ重視 |
| ナイロン | 高強度・転がりが軽い・耐油耐候に強い | 硬く音が出る・床を傷めやすい | 重荷重・油や屋外 |
| ウレタン | ゴムの約1.5倍の許容荷重・両者の中間 | 価格が高め | 万能。迷ったらここ |
| エラストマー等 | 静音性が高い | 用途が限られる | 医療・オフィス |
※ 材質の特性は一般的な傾向です。許容荷重・使用温度・耐薬品性の具体値はメーカーのカタログで確認してください。
よくある質問
Q1. 耐荷重はどう計算する?
A. 総重量÷3を目安に(4輪でも3輪接地の想定)、さらに余裕を見ます。段差・急停止の瞬間荷重も考慮してください。
Q2. 車輪径は大きいほうがいい?
A. 転がり・段差では大径が有利。ただし全高が上がるため、床の状態と必要な天面高さのバランスで決めます。
Q3. 自在車と固定車はどう組み合わせる?
A. 重い荷=進行方向側を固定・押し手側を自在で直進安定。軽い荷・小回り=その逆が使い分けの基本です。
Q4. ストッパーの種類は?
A. 車輪の回転だけ止めるものと回転+旋回を止めるものの2種類。傾斜床・積み下ろし時は旋回も止まる型が安全です。
Q5. 床を傷つけたくない場合は?
A. ゴム系・軟質ウレタンを選びます。硬いナイロンは床に跡が残りやすく、逆にゴムは油・紫外線に弱い点に注意。
Q6. 取付け方式にはどんな種類がある?
A. ねじ込み式・プレート式・差込式などがあります。交換時は取付穴ピッチや軸径の実測、または型番での同一シリーズ選定が確実です。
関連する早見表
出典・参考
- キャスターメーカー(ハンマーキャスター・スガツネ等)および工具商社の選定ガイド — 車輪径と転がり抵抗の関係、自在車/固定車の組み合わせ、ストッパーの2方式、材質別特性(ゴム・ナイロン・ウレタン=ゴムの約1.5倍の許容荷重)
- 各製品カタログ — 許容荷重・取付寸法・使用温度の個別値
※ 許容荷重・取付寸法・使用条件は製品により異なります。最終的な選定はメーカーのカタログ値と、使用する台車・装置の設計条件によってください。
最終更新: 2026-09-11