スペック早見表

割りピン サイズ表|呼び径とボルト径の対応(JIS B 1351)

割りピンの呼び径はピン穴の径です。M8のボルトには呼び径2、M10には2.5、M12には3.2、M16・M20には4。JIS B 1351の呼び径0.6〜20について、ピンの太さと適用するボルト・ピンの径を並べました。

📌 割りピン 判断即答ボックス

M10のボルト呼び径2.5M8は2・M12は3.2
M16・M20のボルト呼び径4M24は5・M30は6.3
呼び径の意味ピン穴の径ピン自体は細い
呼び径2のピン径1.7〜1.8mm呼び径4は3.5〜3.7
クレビスピン繰り返し荷重なら一段太く付表の注
呼び方呼び径×長さ・材料例 2×20 SWRM10

このページについて

割りピンは、ボルトやピンの穴に通して先を割り広げ、ナットやピンの抜け止めにする部品です。寸法はJIS B 1351で決まっていて、呼び径はピン穴の径です。呼び径ごとに、実際のピンの太さと、使うボルト・クレビスピンの径の範囲を並べました。

表1: 割りピンの呼び径と適用するボルト・ピンの径 — JIS B 1351 付表

呼び径
=ピン穴径
ピンの径 d
最小〜最大
適用するボルトの径
を超え〜以下
適用するクレビスピンの径
を超え〜以下
0.60.4〜0.5—〜2.5—〜2
0.80.6〜0.72.5〜3.52〜3
10.8〜0.93.5〜4.53〜4
1.20.9〜1.04.5〜5.54〜5
1.61.3〜1.45.5〜75〜6
21.7〜1.87〜96〜8
2.52.1〜2.39〜118〜9
3.22.7〜2.911〜149〜12
43.5〜3.714〜2012〜17
54.4〜4.620〜2717〜23
6.35.7〜5.927〜3923〜29
87.3〜7.539〜5629〜44
109.3〜9.556〜8044〜69
1312.1〜12.480〜12069〜110
1615.1〜15.4120〜170110〜160
2019.0〜19.3170〜160〜

単位はmm。JIS B 1351:1987 付表。ピンの径dは基準寸法(最大)とその許容差(呼び径2以下は−0.1、2.5〜10は−0.2、13以上は−0.3)から求めた範囲です。軸と直角方向に繰り返し荷重を受けるクレビスピンには、表より一段階太い割りピンを用います(付表の注)。

ボルト径から選ぶ(適用範囲から読み取り)

ボルトM8M10M12M16M20M24M30
割りピンの呼び径22.53.24456.3

表1の「適用するボルトの径」の範囲に、ボルトの呼び径を当てはめたものです(例: M10は9を超え11以下なので呼び径2.5)。

硬さ・材料・呼び方

  • 硬さ(鋼製): 呼び径1.6以下 HV180〜240、1.6を超え2.5以下 HV160〜220、2.5を超えるもの HRB67〜92(表1)。
  • 材料: 鋼 SWRM6〜17・SWCH6R〜17R、黄銅 C2600W・C2700W、ステンレス鋼 JIS G 4315(表2)。
  • 曲げ: 外側に約90°の往復折り曲げを3回繰り返しても割れが生じないこと。
  • 呼び方: 「JIS B 1351 2×20 SWRM10」(呼び径×長さ、材料)。先端はとがり先・平先のどちらでもよく、必要なら指定します。

間違えやすいポイント

  • 呼び径をピンの太さだと思う — 呼び径はピン穴の径で、ピン自体は細い(呼び径2で1.7〜1.8mm)。
  • クレビスピンに表どおりの太さを使う — 繰り返し荷重を受けるなら一段階太いものを用います。
  • ボルト径と同じ数字の割りピンを選ぶ — M10のボルトなら呼び径2.5、M16なら4です。

よくある質問

Q1. M10のボルトに使う割りピンのサイズは?

A. 呼び径2.5です(ボルト径9を超え11以下)。

Q2. 割りピンの呼び径とは?

A. ピン穴の径です。ピン自体は細く、呼び径2で1.7〜1.8mmです。

Q3. クレビスピンに使う割りピンは?

A. 付表のクレビスピンの欄で選び、繰り返し荷重を受けるなら一段階太いものを用います。

Q4. 割りピンの材料は?

A. 鋼(SWRM・SWCH)、黄銅(C2600W・C2700W)、ステンレス(JIS G 4315)です。

Q5. 割りピンの呼び方は?

A. 呼び径×長さ・材料の順で、例「JIS B 1351 2×20 SWRM10」です。

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出典・参考

  • JIS B 1351:1987「割りピン」(ISO 1234対応。2023年確認・有効) — 付表(割りピンの形状・寸法、適用するボルト及びピンの径)、表1(硬さ)、表2(材料)、9.(製品の呼び方)

※ 本ページは規格の寸法を引くための早見表です。実際の選定では、図面とメーカーの製品仕様を確認してください。

最終更新: 2026-09-26