スペック早見表

窓サッシ規格早見表&呼び番号 計算ツール

呼び番号からサッシ寸法(幅W×高さH)を検索・計算できます。逆引き(寸法→呼び番号)にも対応。引違い/FIX/縦すべり等の種類別規格、LIXIL/YKK AP/三協アルミのメーカー比較を収録。

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サッシ呼び番号 計算ツール

▶ 呼び番号 → 寸法

▶ 寸法 → 呼び番号 逆引き

※ 規格外サイズは概算表示。実寸はメーカー仕様書でご確認ください。

この早見表について

住宅用サッシの呼び番号は「幅コード3桁+高さコード2桁」の5桁の数値で、概ねの寸法を示します。

  • 16011=幅1640×高1170mm
  • 16520=幅1690×高2030mm(掃き出し)
  • 11409=幅1185×高970mm(腰窓標準)
  • 18011=幅1845×高1170mm(大型腰窓)

引違い・掃き出し・片開きなどサッシ種別で実寸には微差があります。リフォームや家具配置検討で、図面からの寸法確認に便利です。

一覧表(全16件)

呼び番号幅W
(mm)
高さH
(mm)
典型用途
06007640770小窓・トイレ
06009640970
060116401170
060136401370洗面・浴室
114071185770腰窓
114091185970腰窓標準
1141111851170
1141311851370掃き出し手前
160071640770
160091640970大型腰窓
1601116401170
1601316401370
1652016902030掃き出し標準
1652216902230大型掃き出し
1801118451170大型腰窓
2512025502030大開口・リビング

※表のW×Hはサッシ枠外形寸法(メーカーカタログのW×H表記、木造用引違い窓の代表値)。躯体開口はこれより大きく取ります。納まり(半外付け・外付け等)やシリーズにより同じ呼称でも実寸が異なる場合があります。

サッシ種別と特徴(JIS A 4706)

種類開閉方式気密性通風主な用途・特徴
引違い窓2〜4枚障子を左右にスライド住宅で最も多用。腰窓・掃き出し窓の標準形式
片引き窓1枚固定+1枚スライド引違いより気密性が高い。狭小地
FIX窓(はめ殺し)開閉不可×採光・眺望専用。気密性最高。階段室・吹抜・トップライト
縦すべり出し窓縦軸蝶番で外側へ押し開く窓を開けて風を取り込む。雨に強い。気密性○
横すべり出し窓水平軸蝶番で外側へ倒す雨天でも開けやすい。浴室・トイレ・キッチン
上げ下げ窓2枚の障子が上下にスライド洋風住宅。通風調整が容易
ジャロジー窓(ルーバー)細長いガラス羽根を回転×浴室・脱衣室・トイレ。気密性は低い
両開き窓左右2枚を観音開き洋風・パッシブ住宅。大開口
滑り出し窓(オーニング)横すべりの連窓型横長連窓。階段室・採光重視

気密性: ◎=高 / ○=普通 / △=やや劣る / ×=低い。JIS A 4706「サッシ」の気密等級(A-1〜A-4)で性能数値化されます。

メーカー別主要シリーズ比較

メーカーアルミ系(標準)複層ガラス系(省エネ)樹脂系(高断熱)特徴・備考
LIXILデュオPGサーモスL・サーモスII-H・TWEW・エルスターS業界最大手。旧トステム・新日軽系。世界最高水準の断熱の樹脂窓「レガリス」(Uw約0.55)も展開
YKK APフレミングJエピソードⅡ NEOAPW 330・APW 430樹脂窓APWシリーズの評価が高い。APW 430はトリプルガラス標準の高断熱樹脂窓
三協アルミマディオPマディオJ・アルジオスマージュⅡ・トリプルスマージュⅡトリプルスマージュⅡは熱貫流率0.79 W/(m²·K)と世界トップクラスの断熱性能

Uw値(窓全体の熱貫流率): 数値が低いほど断熱性能が高い。アルミ系≈4〜6 W/(m²·K)、アルミ樹脂複合系≈1.5〜2.5、高性能樹脂系≈0.8〜1.2。省エネ基準・ZEH対応にはアルミ樹脂複合・樹脂系が有利です。

呼び番号の読み方と命名規則

呼び番号は「幅コード3桁 + 高さコード2桁」の5桁で、日本サッシ協会の「新寸法体系」(2003年導入)に基づき各社共通です。コードは枠の内法基準寸法(幅=内法mm÷10、高さ=内法mm÷100)を表します。

  • 16011 = 内法基準 幅1600×高1100 → サッシ枠外形 1640 × 1170 mm(腰窓タイプ)
  • 18011 = 内法基準 幅1800×高1100 → サッシ枠外形 1845 × 1170 mm(大型腰窓)
  • 16520 = 内法基準 幅1650×高2000 → サッシ枠外形 1690 × 2030 mm(掃き出し・テラスタイプ)

高さコードは「07/09/11/13」など(腰窓・小窓タイプ: 枠外形が内法基準+約70mm)と「18/20/22」など(掃き出し・テラスタイプ: 内法基準+約30mm)が標準。幅の枠外形は内法基準+約40〜45mm(半外付け引違い窓の代表値)。躯体開口寸法はサッシ外形よりさらに約20〜30mm大きく取ります(取付クリアランス)。

窓に求められる性能と規格の背景

窓は採光・換気・眺望に加えて、断熱・気密・遮音・防火・防犯といった多くの性能を担う開口部です。

  • 建築基準法は、居室に必要な採光・換気のための開口面積を定めており、これは健康と安全を確保するための要件です
  • 複層ガラス・Low-Eガラス・樹脂サッシは、熱の出入りを抑えて冷暖房効率(省エネ)を高めます
  • サッシの呼称は幅と高さのコードで寸法を表し、規格化により器具や納まりの選定が容易になっています
  • 防火地域・準防火地域では、認定された防火設備の窓が必要です

近年は寸法だけでなく、断熱・防火・防犯といった性能で窓を選ぶ考え方が主流になっています。

使い方・選び方のポイント

使用場面

住宅・建築の開口部設計、サッシ規格・寸法の確認、断熱・防火性能の選定に使います。

よくある間違い

呼称寸法(例: 16511)と実寸法の混同に注意します。建築基準法の採光・換気・防火の要件の見落としや、断熱等級(複層・Low-E)の選定不足も起こりがちです。

選び方のコツ

  1. 開口部の役割(採光・換気・通風・避難)を整理
  2. サッシ呼称(幅・高さのコード)で寸法を確認
  3. 地域・等級に応じた断熱(複層ガラス/Low-E/樹脂サッシ)を選ぶ
  4. 防火地域では防火設備の認定品を選ぶ

よくある質問

Q. 16520は何?

A. 幅1690×高2030mmの掃き出し窓(リビング等の標準サイズ)。前3桁が幅コード(10mm単位の目安)、後2桁が高さコード(100mm単位の目安)です。

Q. 引違い・片引き・FIXの違いは?

A. 障子の動かし方(開閉方式)が異なるタイプです。

  • 引違い=2枚以上の障子を左右にスライド
  • 片引き=固定+1枚スライドで引違いより気密性が高い
  • FIX=開閉できないはめ殺し窓(採光・眺望専用、気密性最高)

気密性はFIX>片引き>引違いの順に高くなります。

Q. 縦すべり・横すべりとは?

A. 蝶番の回転軸が縦か水平かで開き方が異なるすべり出し窓です。

  • 縦すべり=蝶番が縦軸で外側に押し開く形式(雨を受けにくく通風優秀)
  • 横すべり=蝶番が水平軸で外側に倒れる形式(雨天でも開けやすい・浴室向き)
Q. 複層ガラスでもサイズは同じ?

A. 枠の呼び寸法は同じです。

  • ガラス厚によりサッシの呑込み代(取付溝)が異なる
  • 複層ガラス用サッシは専用系統(LIXILサーモス・YKKAP APW等)になる
Q. サッシ外形と開口寸法の違いは?

A. 「躯体の穴」か「サッシ枠の外側」かの違いです。

  • 開口寸法=躯体側に必要な穴の寸法
  • サッシ外形寸法=サッシ枠の外側寸法(開口より約20〜30mm小さい)

差分は取付クリアランスとして確保します。

Q. 呼び番号の読み方は?

A. 5桁の呼び番号は前3桁が幅コード、後2桁が高さコードです。

  • 幅 ≒ 前3桁×10mm(目安)
  • 高 ≒ 後2桁×100mm(目安)

例:16011→幅1640×高1170mm、16520→幅1690×高2030mm。

Q. カーテンのサイズはどう決める?

A. 幅はレールの有効長さ×1.05〜1.10、丈はレール下端からの距離で決めます。

  • 幅=レールの有効長さ×1.05〜1.10(ひだを考慮)
  • 丈=レール下端〜床・窓台の距離±調整

開口寸法(躯体)より窓枠内法が約30〜40mm小さいため、採寸はレールを取り付けてから行うのが確実です。

Q. 内窓(二重窓)のサイズはどう決める?

A. 既存窓の窓枠(額縁)の内法寸法の実測が基準です。

  • 窓枠(額縁)の内法寸法を幅・高さともに実測
  • 内窓製品の取付可能範囲内であれば、メーカー指定の引き代(5〜20mm)を差し引いたサイズで発注

LIXILインプラス・YKK APプラマードUが代表製品です。

Q. LIXILとYKK APはどちらがいい?

A. 一般的な断熱性・耐久性は同等です。

  • LIXIL:ラインナップが広く、コストで有利な場面が多い
  • YKK APAPW 330/430など高断熱樹脂窓の評価が特に高く、ZEH・HEAT20対応設計に向く

最終的には地域の施工業者の取扱いと価格で選ぶのが現実的です。

Q. サッシのUw値とは?

A. Uw値=窓全体の熱貫流率で、値が低いほど断熱性能が高い指標です。

  • 単位:W/(m²·K)
  • アルミ系 ≈ 4〜6
  • 複層ガラス+アルミ樹脂複合 ≈ 1.5〜2.5
  • 高性能樹脂トリプル ≈ 0.8〜1.2

省エネ基準(ZEH)ではUw≦1.9〜2.33が目安(地域による)。

関連する早見表

出典・参考

  • JIS A 4706「サッシ」 — 寸法・気密性・耐風圧性・水密性の規格
  • JIS A 1515「建具の耐風圧性試験方法」
  • JIS A 1517「建具の気密性試験方法」
  • LIXIL・YKK AP・三協アルミ 各社 公開カタログ
  • 日本サッシ協会 技術資料

※実発注時は使用するサッシメーカーの製品仕様書(モデル別の正確な開口・外形・呑込み寸法)を必ずご確認ください。

最終更新: 2026-07-11