スペック早見表

インチネジ規格早見表(UNC/UNF 全サイズ)

UNC(並目) #0〜2" および UNF(細目) #0〜1-1/2" の全呼びについて、外径(mm)・ピッチ(mm)・下穴径・TPI・メートル近似を収録。JIS B 0206 / ASME B1.1 準拠。

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この早見表について

インチネジ(ユニファイねじ)は北米規格 ASME B1.1 および JIS B 0206 で規定される英式ねじで、UNC(Unified Coarse/並目)と UNF(Unified Fine/細目)があります。呼びはフラクショナル(1/4, 3/8等)と番手(#0〜#12)で表記され、番手Nの外径は 0.060 + N×0.013 インチです。山数は TPI(Threads Per Inch) で表し、ピッチ(mm) = 25.4 ÷ TPI で算出します。下穴径は75%かみあい相当の標準タップドリル値で、ASME推奨のドリルサイズに基づきます。日本のメートルねじとは直接互換はなく、輸入機器・海外製品の整備では近似対応表の参照が必須です。

一覧表(全26件)

UNF は #0〜1-1/2" まで規格化。1-3/4" 以上は UNC のみ(8-series / 12-series で細目ねじが用意される場合あり)。

呼び外径
(mm)
UNC TPIUNC ピッチ
(mm)
UNC 下穴
(mm)
UNF TPIUNF ピッチ
(mm)
UNF 下穴
(mm)
メートル近似備考
#01.524800.3171.25M1.6相当UNFのみ
#11.854640.3971.50720.3531.55M2弱
#22.184560.4541.85640.3971.90M2.2相当
#32.515480.5292.13560.4542.13M2.5相当
#42.845400.6352.26480.5292.38M3弱
#53.175400.6352.58440.5772.65M3強
#63.505320.7942.79400.6352.95M3.5相当
#84.166320.7943.45360.7063.51M4強
#104.826241.0583.80320.7944.09M5弱
#125.486241.0584.50280.9074.62M5-M6中間
1/46.350201.2705.11280.9075.50M6強
5/167.938181.4116.53241.0586.91M8弱
3/89.525161.5887.94241.0588.43M10弱
7/1611.113141.8149.35201.2709.92M11-M12
1/212.700131.95410.72201.27011.51M12強
9/1614.288122.11712.30181.41113.10M14強
5/815.875112.30913.49181.41114.68M16弱
3/419.050102.54016.67161.58817.46M20弱
7/822.22592.82219.45141.81420.64M22相当
125.40083.17522.23122.11723.42M24強
1-1/828.57573.62925.00122.11726.59M27-M30
1-1/431.75073.62928.18122.11729.77M30-M33
1-3/834.92564.23330.96122.11732.94M36弱
1-1/238.10064.23334.13122.11736.12M39弱UNFはここまで
1-3/444.45055.08039.69M45相当UNCのみ
250.8004.55.64445.24M48強UNCのみ

インチネジを扱うときの注意

インチネジはアメリカや一部の輸入機器で使われており、日本で一般的なミリネジとは互換性がありません。見た目が似ていても無理に締めるとネジ山を傷めるため、工具やナットもインチ規格でそろえる必要があります。サイズが分からないときは、ピッチゲージで1インチあたりの山数を測るか、ノギスで外径を測って規格表と照合すると確実です。自転車や楽器、輸入家具の補修などで遭遇することが多いため、規格を見分ける目を持っておくと役立ちます。

インチねじ規格が併存する歴史的背景

ねじには複数の規格系統が歴史的に併存しています。産業革命期の英国でウィットワース(山の角度55度)が普及し、のちに米国がユニファイねじ(UNC/UNF、角度60度)を標準化、さらに国際的なメートルねじ(ISO、角度60度)が広まりました。

山の角度・ピッチ・径の基準がそれぞれ異なるため、これらに互換性はありません。見た目が似ていても無理に組み合わせると、ねじ山を破壊してしまいます。

日本では主にメートルねじが使われますが、輸入機器・配管・自転車・楽器などでインチねじに遭遇します。1インチあたりの山数で識別し、工具やナットも同じ規格で揃えることが必要です。

使い方・選び方のポイント

使用場面

輸入機器・米国規格品のねじ選定、UNC/UNFの識別、対応工具の準備に使います。

よくある間違い

ミリねじとの互換性の誤認、並目(UNC)と細目(UNF)の混同、ウィットねじとの山角度差(55度/60度)の見落としに注意します。

選び方のコツ

①「呼び径-山数」で識別(例: 1/4-20はUNC) ②緩み止め重視は細目UNF ③工具・ナットもインチ規格で揃える。

よくある質問

Q. UNCとUNFの違いは?

A. UNCは並目でねじ込みが速く、UNFは細目で振動に強く薄肉材料向きです。

Q. 1/4-20UNC と M6 は互換ですか?

A. 外径(6.35mm vs 6mm)・ピッチとも異なり互換性はありません。近似サイズ対応表を参考に、用途に応じた設計変更が必要です。

Q. #番手の外径はどう計算しますか?

A. 番手Nの外径は 0.060 + N×0.013 インチで計算します。例: #6 = 0.060 + 6×0.013 = 0.138インチ ≒ 3.505mm。

Q. ピッチ(mm)の計算方法は?

A. ピッチ(mm) = 25.4 ÷ TPI で求めます。例: 1/4-20UNC → 25.4 ÷ 20 = 1.270mm。

Q. UNCとUNFの違いは?

A. UNCは並目(粗いピッチ)、UNFは細目(細かいピッチ)。例えば1/4インチでUNCは20山/インチ、UNFは28山/インチ。UNFの方が緩みにくく精密用途向きです。

Q. 「1/4-20」の数字の意味は?

A. 1/4=呼び径(インチ)、20=1インチあたりのネジ山数。山数が多いほどピッチが細かくなります。

Q. インチネジとミリネジは互換性がある?

A. ありません。ピッチも径も規格が異なるため、無理にねじ込むと破損します。アメリカ製機器や輸入品でインチネジが使われることが多いです。

Q. ウィットネジ(W)とUNCの違いは?

A. ウィットは旧イギリス規格でネジ山角度55度、UNCはアメリカ規格で60度。見た目が似ていても角度が違うため互換性はありません。

関連する早見表

出典・参考

JIS B 0206(ユニファイ並目ねじ), JIS B 0208(ユニファイ細目ねじ), ASME B1.1(Unified Inch Screw Threads)

※ 下穴径は 75% かみあい相当の ASME 推奨タップドリル値(mm換算)です。材質・止まり穴/通し穴で微調整してください。

最終更新: 2026-07-04